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2024年11月21日
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西ウクライナ旅行記①〜ザカルパチア州ウジュホロド〜
2016年07月16日
西ウクライナのザカルパチア州に行ってきました。
ザカルパチア州は、ポーランド、スロバキア、ハンガリー、ルーマニアと国境を接するウクライナで最も西側に位置する州です。オーストリア帝国、ポーランド王国、ハンガリー王国、チェコスロバキア、ソ連とめまぐるしく属する国が変わっただけに、多文化な遺産が残っています。
ウクライナは世論調査ではだいたい四つ(東西南北)の地域にわけて調査されますが、このザカルパチア州を含む西ウクライナはソ連(ロシア語圏)に含まれたのが第二次世界大戦中と他地域に比べてかなり遅かったので、ロシア、そして欧州に対する考え方も他の地域とだいぶ異なっています。
とはいえ、なかなかこの地域の歴史について詳細は知らず、お城がたくさんあるというので城(&そのなかにある博物館・歴史観)巡りに。
まずは州都ウジュホロド近郊。ウジュホロド市内から数キロのところにあるNevytsky城。家族連れやツアーの観光客はいますが、誰も管理しておらず、入場料は無料。いわゆる廃墟の城ですね。
この城を下りるとウジュ川。夏休みの家族連れでしょうか、みんな川で泳いだり、浜でBBQをやったり思い思いに過ごしています。日本の昔の田舎の光景のようです。
小さな商店で水をゲット。ロシア語はもちろん通じるけれども、あっちの訛り、方言がすごくて一発ではわからぬことも。初級者である我々でもわかるくらいすごい訛りでした。
街なかに戻ってきました。市場。こちらはキエフとあまりかわらぬ光景。
この地方、きのこ類が美味しいと聞いたので探してみたら、やっぱり売っていました!
でもおばちゃん売る気はありません。この日は確かに暑かった!
そして市内中心部にあるウジュホロド城。こちらはきちんと管理されていますね。
ザカルパチアの地図と各地域に住む民族比率。これが面白い。
同じウクライナでも、そして同じ州でも町によって比率が大きくかわってきます。
下の写真右手にあるように、ウクライナ系、ハンガリー系、ロシア系、ジプシー、ルーマニア系、スロバキア系、ドイツ系(シュヴァーベン)、ポーランド系、チェコ系、アルメニア系、ユダヤ系、その他。ここには特記されていませんが、この地方にはルシン人という少数民族も住んでいるそうです。
なかは政治的・歴史的な展示のみならず、民族や音楽、生活に関する展示もあります。
そしてこの地にはじめて知ったことが。1939年3月14日にチェコスロバキアから独立、翌々日にハンガリーに併合され、たった数日しか存在しなかったカルパト・ウクライナ共和国。そしてその大統領、アウグスティン・ヴォロシンについての展示。街なかにはヴォロシン氏の銅像がありました。西ウクライナ、面白すぎる。1つの国のなかに色々な経路を辿る歴史がある。これは面白い。
街なかのヴォロシン像
そしてこのお城には、レストランが併設されています。せっかくですからカルパチアの伝統料理を出してもらいました。やはりハンガリーやスロバキアの料理に近いですね。
グヤーシュ似のボグラーシュ。
きのこスープはマストと聞いていたので。ポルチーニの香り豊かで、めちゃ優しい味!
そして伝統料理のメインディッシュ。ニジマスとポーク。川魚は生臭かったりして、あんまり好きじゃない~と思ってたのですが、全然臭みなし!2枚目のポークは中にぎっしりキノコが詰まってます。
そしてこちらはウジュホロド市内。州都ですが小さな町で落ち着いた感じ。もちろんキエフよりもヨーロッパな感じ。美しい欧州の田舎町です。
中心街は30分くらいで歩いて回れちゃうような、小さな街でした。
西ウクライナ旅行記①〜ザカルパチア州ウジュホロド〜
西ウクライナ旅行記②~ザカルパチア州ムカチェボ近郊からハンガリー国境へ~
西ウクライナ旅行記③~ザカルパチア州ハンガリー国境沿い温泉地~
西ウクライナ旅行記④〜番外編:スロバキア東部へ、天空の城ラピュタ!?〜
西ウクライナ旅行記⑤最終編〜ムカチェボからリビブへ〜
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ザカルパチア州は、ポーランド、スロバキア、ハンガリー、ルーマニアと国境を接するウクライナで最も西側に位置する州です。オーストリア帝国、ポーランド王国、ハンガリー王国、チェコスロバキア、ソ連とめまぐるしく属する国が変わっただけに、多文化な遺産が残っています。
ウクライナは世論調査ではだいたい四つ(東西南北)の地域にわけて調査されますが、このザカルパチア州を含む西ウクライナはソ連(ロシア語圏)に含まれたのが第二次世界大戦中と他地域に比べてかなり遅かったので、ロシア、そして欧州に対する考え方も他の地域とだいぶ異なっています。
とはいえ、なかなかこの地域の歴史について詳細は知らず、お城がたくさんあるというので城(&そのなかにある博物館・歴史観)巡りに。
まずは州都ウジュホロド近郊。ウジュホロド市内から数キロのところにあるNevytsky城。家族連れやツアーの観光客はいますが、誰も管理しておらず、入場料は無料。いわゆる廃墟の城ですね。
この城を下りるとウジュ川。夏休みの家族連れでしょうか、みんな川で泳いだり、浜でBBQをやったり思い思いに過ごしています。日本の昔の田舎の光景のようです。
小さな商店で水をゲット。ロシア語はもちろん通じるけれども、あっちの訛り、方言がすごくて一発ではわからぬことも。初級者である我々でもわかるくらいすごい訛りでした。
街なかに戻ってきました。市場。こちらはキエフとあまりかわらぬ光景。
この地方、きのこ類が美味しいと聞いたので探してみたら、やっぱり売っていました!
でもおばちゃん売る気はありません。この日は確かに暑かった!
そして市内中心部にあるウジュホロド城。こちらはきちんと管理されていますね。
ザカルパチアの地図と各地域に住む民族比率。これが面白い。
同じウクライナでも、そして同じ州でも町によって比率が大きくかわってきます。
下の写真右手にあるように、ウクライナ系、ハンガリー系、ロシア系、ジプシー、ルーマニア系、スロバキア系、ドイツ系(シュヴァーベン)、ポーランド系、チェコ系、アルメニア系、ユダヤ系、その他。ここには特記されていませんが、この地方にはルシン人という少数民族も住んでいるそうです。
なかは政治的・歴史的な展示のみならず、民族や音楽、生活に関する展示もあります。
そしてこの地にはじめて知ったことが。1939年3月14日にチェコスロバキアから独立、翌々日にハンガリーに併合され、たった数日しか存在しなかったカルパト・ウクライナ共和国。そしてその大統領、アウグスティン・ヴォロシンについての展示。街なかにはヴォロシン氏の銅像がありました。西ウクライナ、面白すぎる。1つの国のなかに色々な経路を辿る歴史がある。これは面白い。
街なかのヴォロシン像
そしてこのお城には、レストランが併設されています。せっかくですからカルパチアの伝統料理を出してもらいました。やはりハンガリーやスロバキアの料理に近いですね。
グヤーシュ似のボグラーシュ。
きのこスープはマストと聞いていたので。ポルチーニの香り豊かで、めちゃ優しい味!
そして伝統料理のメインディッシュ。ニジマスとポーク。川魚は生臭かったりして、あんまり好きじゃない~と思ってたのですが、全然臭みなし!2枚目のポークは中にぎっしりキノコが詰まってます。
そしてこちらはウジュホロド市内。州都ですが小さな町で落ち着いた感じ。もちろんキエフよりもヨーロッパな感じ。美しい欧州の田舎町です。
中心街は30分くらいで歩いて回れちゃうような、小さな街でした。
西ウクライナ旅行記①〜ザカルパチア州ウジュホロド〜
西ウクライナ旅行記②~ザカルパチア州ムカチェボ近郊からハンガリー国境へ~
西ウクライナ旅行記③~ザカルパチア州ハンガリー国境沿い温泉地~
西ウクライナ旅行記④〜番外編:スロバキア東部へ、天空の城ラピュタ!?〜
西ウクライナ旅行記⑤最終編〜ムカチェボからリビブへ〜
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ウジュホロドで何人かの人に、ハンガリー語を勉強しているという話を聞き、ザカルパチアにとってはハンガリーは西ヨーロッパなんだと実感しました。ハンガリー語を勉強したいというい人なんて、他の地域だと滅多にいないでしょうから。もっとも国境に近いベレホヴェでは基本的にみんなハンガリー語でしゃべっていました。
あー、また行きたい!リボフもチェルナウツィも最高でした!
ぜひぜひ、また機会をみつけてウクライナに遊びに来てください!