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ウクライナ・ダービー
ウクライナの人気スポーツはサッカーです。
ウクライナとしてはまだ一回しかW杯に出場していませんが、かつてソ連に組み込まれていた時はW杯の常連でした。そして2012年には、UEFA欧州選手権(EURO2012)をポーランドと共同開催しています。これは、ヨーロッパ中のサポーターが「近くて遠い国ウクライナ」を知る良い機会になったとよく指摘されています。今でも街なかでは当時設置されたサッカーボールのモニュメントなどをよく見かけます。
ウクライナは巨大な国土で地域色が強い国なので、サッカーも相当熱いと前々から聞いていました。こんな論文もあるぐらいですしね。「サッカーの視点から見たウクライナの政治変動」
ということで、「ウクライナ・カップ」の決勝が自宅近くのNSC Olympiyskiy(日本の国立競技場)で行われるということで観戦しに行ってきました。
対戦カードは「ウクライナ・ダービー/クラシコ」と呼ばれる、
ディナモ・キエフ vs シャフタール・ドネツク
ドネツク、まさにいま戦闘が行われている東部地域ですね...「シャフタール」というのは鉱夫という意味。旗も炭鉱感たっぷりで、ヘルメットをかぶって応援しているサポーターもちらほら。
入場料は、決勝で最上級の席にもかかわらず1500円。めちゃ安いですよね。我々は一段階下のレベルの席を取りましたが、「ビジネスゾーン」なので食事などができるバーを利用できます。そしてこのゾーンだけアルコール摂取OKということです。熱狂的なサポーターはここにはいません。サポーター席には民族主義者やネオナチっぽい輩もいましたが、我々の近くは子連れも多かったです。
試合開始前のイベント。はじめてみたコサックダンス。
選手入場
ディナモ・キエフのサポーター。
ウクライナの国旗に加えて、赤と黒の旗、民族主義の旗ですね。
試合中に爆竹や発煙筒が。これも初めての経験。
落ち着いたと思ったら、また爆竹。いつもの「ウクライナに栄光を!」コールで、場内が一体化する場面も何度か。なかなか感動的でした!
試合は延長でも決まらず、PKに!
PKで「1-3」からディナモが大逆転で優勝したこともあって、地元ファンが大興奮し、ピッチに乱入。この後、ゴールポストが破壊されたとニュースでやっていました。金欠状態でなにやってんだか。
でも来シーズンを楽しみに待ちたいと思います。