チェルノブイリ原発事故から30年 便りがないのは良い便り~Pas de Nouvelles, Bonnes Nouvelles~ 忍者ブログ

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2024年11月21日
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チェルノブイリ原発事故から30年

2016年04月26日
今日4月26日で、チェルノブイリ原発事故から30年が経過しました。

我々は昨秋に「チェルノブイリ・ツアー」に参加して、事故を起こした4号機、そして原発職員が住んでいたプリピャチという街を訪れました。その時の写真を再掲します。

 

またその時のレポートはこちらこちらです。

さて、今日は事故が発生した夜中1時頃から市民による追悼集会があったようです。また追悼記念式典も開かれました(日本からも政府要人が出席)。日本でも結構報道されているようですね。もはやこの問題は日本にとっても喫緊の課題ですから当然のことです。

一応、各種報道機関の特集記事を簡単にまとめておきます。

朝日新聞:「健康影響 事故全体でみる」、「世界の原発、行方は チェルノブイリ原発事故から30年
毎日新聞:「旧ソ連を歩いて(29)事故30年のチェルノブイリを歩いて
讀賣新聞は、特設ページをつくっており、そこにドローンでプリピャチを空撮した動画があります。

印象としては、報道の多くが原発事故の経緯を辿るもの、その後の健康への被害、チェルノブイリや周辺地域の今を扱うものが多かった。

他方、ウクライナの現在の原発政策についての分析は管見の限り見当たりませんでした。ウクライナは世界でも有数の原発依存国。昨年の国際エネルギー機関の報告書によれば、総発電量に占める原発の割合は、1位フランス(74.7%)、2位スウェーデン(43.4%)、3位ウクライナ(43%)となっています(13年データに基づく)。

しかも昨今のロシアとの関係から、ますますロシアからの政治・経済的自立を目指すウクライナはこれから原発への依存をよりいっそう深めることになる予定。一方で深刻な事故を経験しながら、他方で原発依存を深めるウクライナ。印象では国内で反原発運動や強い反核感情はないように思いますが、このあたりどうなっているのか引き続き調べたいと思います。





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