南イタリア横断の旅①~港町バーリと世界遺産たち~ 便りがないのは良い便り~Pas de Nouvelles, Bonnes Nouvelles~ 忍者ブログ

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2024年11月22日
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南イタリア横断の旅①~港町バーリと世界遺産たち~

2018年03月23日

年末年始の旅、書かないまま3月も終わりそうです。やばいやばい。

という訳で書き始めたいと思います。夫と8ヶ月ぶりに再会し、イタリア南部を少し回ってきました。

夫婦でイタリアで年越しするのは二度目です。南は初めてだったのでわくわく。

さあ、出発!

まずは、ローマ経由でバーリというイタリアのブーツのかかとの方に飛びます。

バーリはこちら↑


バーリ空港で、車をレンタルします。
私の夢のひとつ、「イタリアでルパン三世の車、Fiat 500を運転する(ただし最新モデルでよしとする)」を叶えるために、Fiat 500を予約してありました。

しかし!なんかでかい!よくみると、Fiat 500Lって書いてある。L!!Large!
仕方ない。

でかいけど、今回の旅のお供はこいつです。

まずは、空港から直接ある場所へ向かいます。車のある旅は楽ですね。
しかも今回は夫も国際免許を持ってきてくれたので、ドライバーが二人という心強さ(いつもは大体私が1人で運転している)。

車にナビがついてないから、携帯のナビで行くけど、相変わらずGoogle先生はたまに変な道を指定してきますねえ。道なき道(オリーブ畑と葡萄畑の間、ウクライナ並の穴ぼこだらけ)を進みます。

イタリアには南北問題がある、とは聞いていましたが、こういうことか~~と思い知らされました。



頑張って、1時間半くらい運転して、目的地へたどり着きます。

じゃーん!世界遺産、「カステル・デル・モンテ」、山の上の城、です。

こちらは、神聖ローマ帝国のフリードリヒ二世が、13世紀に建てた、八角形のお城です。
ユーロの10セントの裏側の絵柄にもなっているお城です。

中では、地元のワインやオリーブオイルやフレッシュモッツァレラの試食や販売をやっていました。

んまんま。「カステル・デル・モンテ」って銘柄のワインもありました。

私飲んじゃったから、もう運転できないもんね~。ワインを我慢した夫へ運転バトンタッチ。


眺めもよい。さすが丘に建っているだけある。素朴な色合いの石のお城、私が最も好きなタイプの城です。




それから、城のふもとにあるフードコートでさくっと昼食をとったのですが、そこのシンプルなパスタがあまりにも美味しくて、夫と感動。

こちらのパスタは、バーリなどの街があるプーリャ州名物、オレキエッテです。耳たぶみたいですよね。お土産に買いました。
 

お腹が膨れたところで、本日のお宿をとっている、バーリの街へと向かいます。

なんでバーリ?というと、夫がバーリがいいって言ったからなんですけど、バーリは夫の研究内容的には、まあまあ面白い場所らしい。でも割愛。

やしの木がはえてて、海辺ですてき!

しかし街の運転はなかなかスリリング。南部イタリアの運転は覚悟しておけと、色んな人に脅されていましたが、なるほど。しかも、宿は旧市街の中にとったんですけど、これがやばい。Fiat 500だったらよかったけど、我々のおでぶFiat 500Lで通るには、けっこうギリギリなルートが山ほど!

地元のおじさん達がわらわらと集まってきて、「もう少し右!」とかイタリア語で誘導してくれます笑。親切だなあ。

なんとか宿にたどり着き、夕飯にでかけます。


幸せすぎて涙が出そう。魚介!!(毎度いいますが、キエフは最寄の海から500kmで、魚介が高くてあまり新鮮ではないのです…。)

レストランはタコが目印です。タコ美味しかった。地元の人でにぎわってましたよ。
夫は嬉しそうに牡蠣を注文していました。パスタは、本日とれたお魚から選んで作ってもらいます。

La Tana Del Polpo
https://www.facebook.com/LaTanaDelPolpoRist/?utm_source=tripadvisor&utm_medium=referral&rf=495618093871585



今日はこれにてさくっと終了。我々は夜は早いが、朝も早いのだ。明日も朝から活動するぜ!

翌朝夫は時差ぼけで5時ごろ起床、私は6時半ごろ起きました。
朝ごはんは部屋に運んでもらい、のんびりと食事、そして出かけます。


ぶらぶら散歩。
 
あー、この青空!曇天のキエフから来た身としては、晴れ空なだけで幸せです。
 


そして夏は、バルカン半島から眺めたこのアドリア海を、この冬はイタリア側から眺めている、というのがなんとも新鮮でした。

バルカン半島旅行記は下記をご参照くださいね:
バルカン旅行記①~世界遺産の旧市街、モンテネグロの街コトル~
バルカン旅行記②~魅惑のボスニア・ヘルツェゴビナ、首都サラエボへ~
バルカン旅行記③~サラエボ2日目と世界遺産モスタルの橋~
バルカン旅行記④~メジュゴリエ、ステチュツィ、そしてモンテネグロへの帰還~
バルカン旅行記⑤~夢のスヴェティ・ステファンとオストログ修道院~



海辺のお散歩していると、街のランドマークの教会がみえてきます。

バーリの聖人は実は、サンタクロース、こと聖ニコラウスなんですねえ。聖ニコラウスの遺体(聖人のご遺体は不朽体と呼ぶのだそうです、またひとつ学んだ)もまた、バーリのサン・二コラ教会におかれているそうです。巡礼に来る方も多いみたいですね。
 
聖ニコラウスの銅像がありましたよ。よくみると、プーチンがこの地を訪れ、この銅像を寄贈していたっと書かれたパネルがありました。
こんな場所まで来て、キリル文字をみるとは思いませんでした笑。

聖二コラ教会。


バーリの小さな街、かわいかったです。






それから、バーリから50km弱、今日の目的地その1に向かいます。


じゃーん!!



乙女の夢、世界遺産アルベロベッロです。さすがにここは日本人もたくさん見かけました。ツアーで来るのかな。


伝統的なおうち、トゥルッロがかわいらしいですね。



アルベロベッロをさくっとみて、適当にその辺のお店で腹ごしらえして、今日の目的地その2に向かいます!




階段を降りていくと…


じゃーん!

こちらも世界遺産のマテーラの洞窟住居です。映画の撮影地にも度々なっています。

この場所は、南部イタリアの貧しさの象徴とされることがしばしあったようですが、1950年代に住民を強制移住させ、一時無人となったのち、改めて見直され、世界遺産に登録されたそうです。

作者近影に使って欲しい夫写真。


アップダウンがけっこう激しいです。

私はなんとなく、アルジェのカスバを思い出しました。


マテーラで食べたおやつ、ライスコロッケ!(とエスプレッソ)




さあ、二つの世界遺産をみたところで、大移動開始。
次の街、本日のお宿をとった街、サレルノへ移動です。

ブーツを横断します!!


サレルノの夜以降は旅行記②にて続けたいと思います。



尚、夫が書いた3年前のイタリア年末年始旅の記録はこちら:
ローマでカウントダウン! / コロッセオでの大晦日カウントダウン
ローマで休日 / バチカンとローマの遺跡系まとめ
アドリア海の真珠 / ベネチアまとめ
ミラーノ / ミラノまとめ
イタリア料理集 / 食べたもの総まとめ
※シンプルすぎるタイトルなので、奥様が補足を加えました笑。


今回の旅行記の続き:
南イタリア横断の旅②~サレルノとアマルフィ海岸、そしてポンペイへ~
南イタリア横断の旅③~ナポリを見てしね~





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