さよなら、モスクワ便 便りがないのは良い便り~Pas de Nouvelles, Bonnes Nouvelles~ 忍者ブログ

さよなら、モスクワ便

2015年10月26日
昨日10月25日から、キエフ・モスクワ便がなくなりました。その他にも、オデッサ・モスクワ便、キエフ・サンクトペテルブル便もなくなるようです。

日本ではニュースにもなっていたみたいですね。
ウクライナをめぐる対立で、ロシアとウクライナの直行便が停止(フジテレビ系FNN)

10月24日に空港に行く用事があり、モスクワ便の表記を最後に写真におさめました。
こちらのニュースによると、最終便は、この後の20:30の便だったみたいですね)


旦那はこの便を利用したことがないのですが、ロシアとウクライナ両方を手掛ける多くの日本人ビジネスマンにとっては、出張一つとっても大変不便になるでしょう。一時間ちょいで安価に行けた道のりを、わざわざどこか(モルドバ、ベラルーシ、ジョージアあたり)で経由するしかなくなるからです。


またウクライナとロシアは現在こんな関係ですが、民間レベルでの経済的・人的結びつきは強いので、両国のビジネスマンにとっても辛い話ですし、何よりも親戚訪問もより厳しくなると思います。また日本からウクライナに来るうえで、時間のロスが少ないのはモスクワ経由です。その魅力が半減されます。

そもそも今回の措置は、9月にウクライナ当局が、ロシアの東部紛争への介入に対する制裁措置の一貫としてロシア籍航空機の乗り入れ禁止・ウクライナ上空の飛行禁止を発表したことがきっかけで、これにロシア側も対抗するかたちとなりました。

ここのところ東部での戦闘は落ち着いているようですが、むしろ「膠着状態」に陥っているというほうが正しく、何ら永続的な安定はもたらされていません。上記の措置は対ロ強硬の象徴でしかなく、むしろ自らの首を締めるかたちになります。

また今後、制裁を解除するにも時の政権は一定の「コスト」を払わなければならず、現在の二国間関係が続く限り、なかなか解除決定を下すことも難しい決断になります。

こういう措置には賛否両論あるでしょうが、とりあえず巷の評判は芳しくありません。「これくらいして当然だ」と感情論で訴えることはわかりやすいのですが、それが国民にダメージをもたらし、さらには政権自らへのダメージにもつながりかねません。

ウクライナから見れば「近くて遠い」ロシアが、「遠くて遠い」ロシアになっていきそうです。


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