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2019年04月26日
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=追記 - 2019/2/25=とても雑なキエフ国立オペラ劇場鑑賞記録(バレエ編)

2019年02月26日
2018/5/31ー追記しました。
2018/9/27‐再び追記しました。
2019/2/25-キエフオペラ座通い納めをして、赤字にて最後の記録を追記しました。


***


さて、雑な国立オペラ劇場の鑑賞記録、バレエ編です。
オペラ編同様、独断と偏見に満ちた5段階評価、青字は日本ではあまり公演がなさそうなロシア・ウクライナ的演目(キエフオペラオリジナル作品等)、複数回鑑賞したものは、かっこ書きで回数を表記しています。私のコメント量から、作品に対する熱量が測れると思います笑。


<<バレエ編>>

スパルタクス★★★★
・作曲:ハチャトゥリアン
・雑なあらすじ:ローマの執政官クラッススは、トラキアの王スパルタクスとその妻や仲間たちを捕虜とする。クラッススは娯楽として、捕虜同士を戦わせる。親友と戦わされる事を恐れたスパルタクスは奴隷達に反乱を呼びかける。スパルタクス達は見事奴隷達を解放し、逃亡するも、翌日野営地がクラッススに見つかり、スパルタクスは殺される。
・一言コメント:力強い!男性メインなので、ジャンプの高さや力強さがみていて楽しいです。マッチョメン達の筋肉も圧巻です(大体上半身裸です)。


ジゼル(2回)★★★
・作曲:アダン
・雑なあらすじ:踊りの大好きな村娘ジゼルは身分を隠した王子、アルブレヒトと恋に落ちる。しかし、アルブレヒトの正体と、すでに婚約者がいることを知りショックで死んでしまう。死後のジゼルは、森の沼の墓場で結婚前に死んだ女の精霊達の仲間入りをする。ジゼルに恋していた村の青年ヒラリオンは、ジゼルの墓場を訪れるが、精霊たちに囚われ、踊り続けて最後は死んでしまう。精霊は迷い込んだ人間を死ぬまで躍らせるのである。やがてアルブレヒトも囚われ、踊らされるが、力尽きそうになったところをジゼルが精霊の女王に命乞いする。ジゼルが時間かせぎをしたことにより夜が明け、精霊たちは墓へ戻っていく。一命を取り留めたアルブレヒトに、ジゼルの亡霊は別れを告げ、朝日を浴びながら消えてゆく。
・一言コメント:ストーリーが好きになれないが、ジゼルが死に至る、狂っていくシーンは圧倒的表現力により、美しくもみえた。アルブレヒトが本当にジゼルを愛していたのかどうかは、解釈が分かれるところらしい。


巨匠とマルガリータ(2回)★★★★★
・作曲:ショスタコヴィッチ、バッハ等(原作はブルガーコフ、ソ連で発禁処分となった作品で、死後出版→舞台化)
・雑なあらすじ:詩人と編集長が議論しているところに、謎の外国人が現れ、編集長の死を予言する。編集長は後日、電車に轢かれて死に、詩人はショックで精神病院へ。詩人は病院で「巨匠」と呼ばれる人物と知り合う。巨匠は書き上げた作品は反革命的であるとして発禁処分を受け、ショックの余り原稿を燃やし、発狂して病院へやってきたのだった。秘密警察によって、巨匠と引き離された愛人のマルガリータは、ヴォランドに、巨匠と会いたいと懇願し、再会させてもらう。巨匠とマルガリータはヴォランドによって天国へ連れて行かれ、永遠の幸せを得る。
・一言コメント:今まで見たバレエの中で一番面白く感じました。ソ連を感じさせる様々な要素(舞台美術、衣装、秘密警察や鎌と槌の小道具等…)、力強い男性バレエ、コンテンポラリー、ショスタコヴィッチの力強い音楽。私の好みのドンピシャでした。私はすっかりヴォランド役の人のファンになりました。あと、この小説の有名な一文に「原稿は燃えないものだ」というのがありますが、一番最初のシーンはその、原稿を燃やすシーンから始まります。電車に轢かれた編集長の頭がごろりと落ちたり、女NKVD達が革の長いコートを着ていて女王様みたいだったり(尋問のシーンとかある)、古代エジプトに飛んで、キリストが処刑されたりと、こんなバレエもあっていいのか!と衝撃を受けました。
・補足コメント:原作のブルガーコフはキエフ生まれで、ブルガーコフ博物館がアンドレイ坂にあります。私も鑑賞したあと、訪問してみました。ブルガーコフ作品を読んでいればとても楽しいと思います(私には知識が足りませんでした)。
 ブルガーコフ博物館オフィシャルサイト
 http://www.bulgakov.org.ua/


白鳥の湖★★★
・作曲:チャイコフスキー
・雑なあらすじ:オデットは悪魔によって白鳥に変えられてしまう。呪いは、まだ誰も愛した事のない男性に愛されなければとけない。夜だけ人間の姿に戻れるオデットの姿に一目ぼれした王子のジークフリートは、彼女を城の舞踏会へと招待する。悪魔の娘が、オデットに扮して舞踏会へとやってきて、舞踏会で自身の花嫁を選ぶよう言われていたジークフリートは、それに気付かず悪魔の娘を花嫁に選ぶ。王子は過ちに気付き、オデットに許しを請い、悪魔を倒すが呪いはとけない。絶望した二人は池に身を投げ、来世で結ばれる。
・一言コメント:3大バレエの1つ。初心者的に言わせて貰うと、衣装等含め、初心者が「バレエ」と言われて思い浮かぶ感じを凝縮させた作品だと思います。


くるみ割り人形★★★★
・作曲:チャイコフスキー
・雑なあらすじ:少女クララはクリスマスにくるみ割り人形をもらう。夜中、クララが人形の様子を見にくると、クララの体は小さくなってしまい、おもちゃの国へと迷いこんだ。するとねずみの大群がおそってきた。そこへくるみ割り人形率いるおもちゃの兵隊が助けに入り、ねずみ王を倒す。気付くと、くるみ割り人形は王子様の姿になっていた。人形は、ねずみの女王に呪われた王子だったのだ。王子はクララを雪の国とお菓子の国に招待する。クララの歓迎の宴が開かれる。
・一言コメント:いわずと知れたクリスマスの定番バレエ(3大バレエの1つ)。とにかく有名曲のオンパレードで、バレエ初心者には楽しいです。夫は「ソフトバンクのCMの曲!」と喜んでいました。子供ができたら、是非子供とみたい作品。


スペインの庭の夜★★★
・作曲:マヌエル・デ・ファリャ
・雑なあらすじ:魔法の庭で起きる、ある夜の物語。ニンフやらなんやらが出てくる幻想的な話。(よく覚えてないし、調べても出てきません。これ以上ない雑解説ですみません。)
・一言コメント:1時間くらいの短い演目です。大抵ほかの短い演目とセット(後述の、同じファリャ作曲の「三角帽子」とセットが多い)で上映されています。


三角帽子★★★★
・作曲:マヌエル・デ・ファリャ
・雑なあらすじ:アンダルシアが舞台。粉屋の主人には、美人の妻がいる。代官は一目ぼれして言い寄るが、振られる。代官は粉屋を落としいれ、なんとかして粉屋の妻を手に入れようとするが、悪戦苦闘し失敗、粉屋の夫婦には平穏が戻り、一件落着。
・一言コメント:スペインらしい華やかな衣装、明るい音楽で楽しいです。


眠れる森の美女★★★★★
・作曲:チャイコフスキー
・雑なあらすじ:オーロラ姫の誕生を祝うため、6人の精霊がやってきて、それぞれ祝福する。招待されなかった邪悪な妖精カラボスは怒って「オーロラ姫は16歳の誕生日に、指を刺して死ぬ」と呪いをかける。未だ祝福を終えていなかった6人目のリラの精は「カラボスの呪いが強すぎて解けないが、姫は指を刺しても死なず、100年眠り、王子の口付けで目覚めるでしょう」と宣言する。オーロラ姫は16歳の誕生日、何者かに渡されたつむで指を刺してしまい、倒れる。リラの精は城の者たちを、オーロラ姫が目覚める時まで眠らせる魔法をかける。100年が経ち、狩に飽きたデジレ王子は森でリラの精にオーロラ姫の幻を見せられ、一目ぼれする。王子は早速城にしのび込み、オーロラ姫は彼の口付けで目覚め、城の者たちも目覚める。王子は改めて姫に結婚を申し込み、二人の盛大な婚礼の儀式が開かれる。
・一言コメント:3大バレエの1つ。「バラのアダージョ」と呼ばれる、オーロラ姫が4人の王子から順にバラを貰う踊りがとても有名です。
・補足コメント:青い鳥役の人が、前述の「巨匠とマルガリータ」のヴォランド役の人による演技だったので、それがみられただけでとても幸福でした。あとは、やっぱり人数の多いダンスシーンは、初心者にとってはみていて楽しいですね。


カルメン★★★★★ (短縮版)/(2回)
・作曲:ビゼー
・雑なあらすじ:ジプシーの女、カルメンは騒ぎを起こして投獄されるも、恋におちた衛兵の伍長ホセに逃がしてもらう。しかし、ホセがカルメンと再会する頃、カルメンの心は闘牛士エスカミーリョに移っていた。ホセはカルメンに復縁をしなければ殺すと迫るが断られ、逆上してカルメンを刺し殺す。
・一言コメント:とにかく知っている曲ばかり(第一幕への前奏曲、「恋は野の鳥」、闘牛士の歌、アラゴネーズなどなど…)なので、初心者向け。また短い(1時間強)なので、飽きずにみられる。また、カルメンが自由奔放で小気味良いので、個人的に好き。


椿姫★★★(※ノイマイヤー版じゃないので注意!キエフバレエオリジナル)
・作曲:ベートーベン、ブラームス、ストラヴィンスキー等
・雑なあらすじ:若手芸術家の集まる劇場で、若き作家アレクサンダーは娼婦マリーと恋に落ちる。しかし、マリーのかつての恋人達等の噂を聞き、一族の評判を傷つけると判断したアレクサンダーの父は、秘密裏にマリーに別れの手紙を書かせる。引き裂かれた恋人達は絶望する。マリーがアレクサンダーと別れたことを聞きつけた元恋人の公爵が復縁を求めてマリーに近づくが、マリーは拒否する。二人は純愛だったのだと気付いたアレクサンダーの父は、真相を話し、二人は再会する。マリーは幸せの中、死ぬ。
・一言コメント:バレエにレイプシーンがあるというのが驚きでした。
座席が悪すぎて(数百円の目の前に柱がある座席でした)、残念ながらあんまり感想を持てる状況にありませんでした。座席の位置の大切さを学んだ回でした。いつかもう一度みようと思います。オペラも。


ロミオとジュリエット(2回)★★★★
・作曲:プロコフィエフ
・雑なあらすじ:人々が教皇派と皇帝派に分かれて対立したが14世紀のイタリアが舞台。皇帝派のモンタギュー家の1人息子ロミオは、対立している教皇派キャピュレット家にしのびこみ、キャピュレット家の一人娘ジュリエットと恋に落ちる。しかし、後日親友をキャピュレット婦人の甥ティボルトに殺されたロミオは、怒りの余りティボルトを殺してしまう。ロミオは追放の罪となり、ジュリエットは親から縁談を持込まれる。ジュリエットは修道僧ロレンスに相談し、仮死できる毒を貰う。しかし計画は上手くロミオに伝わらず、ジュリエットが毒で死んでしまったと勘違いしたロミオは彼女の墓前で、毒薬を飲んで自殺する。仮死がとけ、目が覚めて死んだロミオを発見したジュリエットもまた、短剣で自殺する。二人の死体を発見し、真相を知った両家は悲嘆にくれ、ついに和解を決意する。
・一言コメント:こちらもくるみ割り人形同様、ソフトバンクのCMやのだめの挿入曲に使われていた有名曲があります(「モンターギュー家とキャピュレット家」または「騎士たちの踊り」)。


ショピニアーナ(レ・シルフィード)★★★★ 
・作曲:ショパン(それゆえ、"chopiniana"というタイトル)
・雑なあらすじ:あらすじはない。森の精と詩人(ショパン?)が木の下で踊り明かす話。
・一言コメント:短い1時間くらいのバレエで、ほかの短い演目と一緒に上演されます。とにかく有名曲が多いので、初心者向けかと。衣装もふわふわで白くて、腰に羽がついていて、バレエのイメージ通りの雰囲気かも。(私の好みでは必ずしもないですが、好きな方が多そうだなという印象。)


ウィーンナー・ワルツ★★★★(キエフバレエオリジナルの模様)
・作曲:シュトラウス
・雑なあらすじ:ウィーンが舞台。ウィーン郊外でビール祭が開かれている。若き作曲家フランツが祭りの曲を担当している。祭りには、伯爵と有名なバレリーナ、カーラが訪れており、フランツは彼女に一目ぼれする。それを見たフランツの恋人アンネイは怒る。伯爵はフランツを城へと招待し、フランツは喜んでパーティーに参加する。フランツはパーティーでカーラに求愛するも、ファンや有名人に囲まれたカーラは迷惑そうにするだけ。場違いな自分を悟り、フランツは嵐の中城を飛び出す。フランツは自分が愛しているのはアンネイだったと思い出し、アンネイの元へと戻る。平穏が訪れ、人々はドナウ川のほとりで踊る。
・一言コメント:誰も死なない、気楽にみれるバレエです。特に色んな華やかな衣装を着たバレリーナのワルツは優雅で楽しいです。でも私がアンネイならフランツを許さないね笑。


韃靼人の踊り★★★★★←5/31追記
・作曲:ボロディン(未完成のまま死んだ為、それをリムスキー・コルサコフとグラズノフが完成させた。)
・雑なあらすじ:『イーゴリ公』というオペラの中の第二幕を切り取ったバレエ。ルーシの街への韃靼人(=タタール人)侵攻を防ぐ為、イーゴリは遠征に出かけるも、捕まってしまう。囚われた先で、敵将のコンチャークが気晴らしにと開催した宴の部分がこのバレエにあたる。
・一言コメント:なんといっても、話の舞台がウクライナ近辺、というのが嬉しい。私の好きな要素が沢山入ってました。エキゾチックさ(タタール人の衣装)と男性の力強いバレエ。タタール人が馬に乗って駆けているシーンを踊りにしていて、振り付けで騎馬を表現しているの、感動してしまった。(ちょっとカンナムスタイルを思い出させる笑。)すごい短くて30分で終わった。それゆえ、基本は他の短い演目とセットで上演される。


海賊★★★★★←5/31追記
・作曲:アダン
・雑なあらすじ:難破した海賊船の船長コンラッドはギリシャの娘、メドゥーラ達に助けられる。二人は恋に落ちるが、メドゥーラはオスマン軍に捕らえられ、奴隷市場へ連れて行かれる。コンラッドとその友人ビルバンド、コンラッドの忠臣アリは、総督パシャに買われた娘達を助けに行く。コンラッドは助け出した娘達を解放したが、それをよく思わなかったビルバンドは、娘達を奪われた奴隷商人と手を組み、コンラッドへの報復として、メドゥーラをパシャの元へ返す。コンラッドは巡礼者を装い、パシャの屋敷へ潜入、メドゥーラを奪還して二人で船で逃げるのだった。
・一言コメント:いわずと知れた名作バレエの一つ。一般的にはアリの踊りが見所らしい。私はビルバンドが好きだったな。あと、パシャの演技がものすごいエロ親父感出ていて、観客がみんな笑っていた。こういうのを演技が上手いというんだろうなあ、と思った。私の好きなダイナミックな男性バレエと、エキゾチックな舞台美術で大満足の演目でした。しかしキエフバレエのオリジナル演出なのか、最後が夢オチ扱いだったのには、友人も私も「なぜ…?」と首をかしげたのでした。


ユリウス・シーザー★★★★←9/27 追記
・作曲:レフヴィアシヴィリ(Rekhviashvili)、ウクライナ人。シェイクスピアの『ユリウス・シーザー』の一部を切り取る形で作られた脚本。カエサルが死ぬところで終わってしまう。
・雑なあらすじ:ポンペイに勝利したカエサルの凱旋行進をみる為に人々は集まっていた。カエサルに不満を持つキャシアスはブルータスにカエサルの暗殺をそそのかす。暗殺者の一味に何も知らないカエサルは誘い出され、多くの太刀を受け、ブルータスのとどめによって、カエサルは死ぬ。
・一言コメント:キエフバレエの久々の新作。在ウのイタリア大使館後援作品。2幕で、戦で息子を失った母親が、嘆きながらカエサルを責めるシーンがあって、その母親の演技がなんとも悲しくて不気味で大変気に入りました。また、カエサルの壮絶な死のシーンも盛り上がります。やはり男性バレエはダイナミックで好きです。
・補足コメント:かの有名な「ブルータス、お前もか」はこの作品の台詞ですね。あと、ポンペイ遺跡を見た直後に鑑賞したので、そういう意味では感慨深かったです。


ラ・バヤデール★★★★9/27 追記
・作曲:レオン・ミンクス(「ドン・キホーテ」の作曲をした人)
・雑なあらすじ:舞台は古代インド。戦士ソロルと寺院の舞姫二キヤは密かに愛し合っていた。ところが、ソロルを気に入った王、ラジャはソロルを娘のガムザッティと結婚させようとする。ソロルは断りきれずガムザッティとの結婚を承諾する。また、二キヤに恋し、拒まれた僧侶はソロルと二キヤの関係に気付き、ラジャに告げ口する。二人の関係を知ったガムザッティは、二キヤにソロルを諦めさせようとするが、二キヤが拒否したため、侍女にニキヤの毒殺を命じる。ソロルとガムザッティの婚約の儀式にて、ニキヤは悲しそうに舞うが、ガムザッティの侍女に仕込まれた蛇の毒牙に倒れ、死ぬ。悲しみにくれるソロルはニキヤの幻覚と共に踊る。
・一言コメント:ロシア関係の方は「バヤデルカ」と呼ぶこの演目。どうやらキエフ国立バレエの始めての演目がこれだった様です。感慨深いですね。ちなみに、一部の演目だと最後寺院が崩壊して全員死ぬエンドなどもあるらしく、できるならばそれもみてみたいな~と思いました。
・補足コメント:ヴェールを足に巻きつけ、もう片側を手に持って踊る難しそうな踊りや、全身を金色に塗った「黄金の仏像の踊り」、壷を頭に乗せてバランスよく踊る「壷の踊り」(勿論壷は本当は頭に固定されている)等、かなり個性的で、エキゾチックで、ドラマチック!ほかの演目ではないような踊りが面白かったです。


森の歌★★★★9/27 追記
・作曲:スコルルスカ(Skorulska)、ウクライナ人。ショスタコビッチの「森の歌」とは別物で、ウクライナの詩人、レーシャ・ウクラインカの詩『森の歌』をベースに作られた脚本。
・雑なあらすじ:ウクライナの村の青年ルカシュは、森で妖精マフカと出会い、恋に落ち、結婚する。しかし、農作業が上手くできないマフカは義母に疎まれ、ルカシュも手際よく作業をする村の未亡人キリナに目移りし、マフカを邪険にする。傷ついたマフカは猫柳の木に姿を変え、ルカシュの前から姿を消す。そうして漸く、やはりマフカが好きだったと気付いたルカシュは、気が狂い、キリナを捨てて、森の奥へとマフカを探しに戻る。二人は再会し、そこで話はおしまい。
・一言コメント:これは久々のクソヤローが出てきました!(今のところ私の中のクソオブクソヤローは『蝶々婦人』のピンカートン)マフカもキリナも可哀想だ。
人間の生活に上手く適用できない妖精をうとましそうな目でみる人間の姿をみて、人ではないものを愛するならば、それなりの覚悟を持って愛せよ!!と思いました。
小麦の精とか、炎の精とか、少しメルヘン要素もあり、ウクライナらしい演目だと思いました。
ちなみに、赴任して最初の一年半はレーシャ・ウクラインカ通りに住んでいたので、絶対にいつか行きたいなあと思っていた作品でした。公演数は多くないのでずっと予定が合わず逃し続けていたのですが、漸く!
・補足コメント:作者のレーシャ・ウクラインカはウクライナの通貨グリブナの200グリブナ札のお札にもなっている人で、ウクライナを代表する詩人でもあります。
北大の原田先生という方が、レーシャ・ウクラインカとナショナリズムについて書いた論文を発見したので、詳しく彼女について知りたい方はこちらを:

 

白雪姫と7人の小人★★★←2/25 追記
・作曲:ヨハン・シュトラウス2世、振付と脚本はキエフオペラの振付師・脚本家による。
・雑なあらすじ:必要ですかね?継母にうとまれた白雪姫が、城から逃げ出し小人と森で暮らすも、追いかけてきた継母が化けた魔女にもらった毒リンゴを食べ、仮死状態に。そこへかけつけた王子の口付けで白雪は生き返り、王子と城へ戻り、継母を追放してハッピーエンド。
・一言コメント:子供向け演目の定番という感じで、大変にストーリーがわかりやすい。予習しなくても大丈夫。白雪が殺されそうになるシーンなど、周囲の子供たちが「!!」と息を呑む音が聞こえたりして、とてもほっこりします笑。


ライモンダ★★★★←2/25 追記
・作曲:アレクサンドル・グラズノフ(リムスキー=コルサコフの弟子)
・雑なあらすじ:美人で有名なライモンダ(伯爵夫人の姪)は、婚約者のジャンが十字軍に出征するのを見送る。一人になった彼女の前に、「白い貴婦人」が現れ、ジャンの幻を見せるが、幻は途中から突然見知らぬ男へと変わり、男はライモンダに求愛する。幻から目覚めたライモンダが、パーティーに参加すると、幻に出てきた男が現れ、サラセン王のアブデラフマンと判明する。アブデラフマンは改めて彼女に求愛するが、そこへジャンが戻り、二人はライモンダをかけて決闘する。最終的にジャンが勝利し、ライモンダと結婚する。
・一言コメント:、『眠れる森の美女』、『くるみ割り人形』、『白鳥の湖』、『ドン・キホーテ』等の名作の振付師、プティパの作品なので、必見!!また演出は複数あり、ライモンダがアブデラフマンに傾いてしまうバージョンもあれば、全く相手にしないものもあるらしいけど、キエフオペラ座の演出は、ライモンダさん完全にアブデラフマンの事大好きになっちゃってました。ジャンに彼が倒された時はものすごい落ち込んでたし。でも、それが納得できるくらい、公演中のアブデラフマンが明らかにジャンよりかっこよくて、誰もがアブデラフマンの方がいい!って言うだろうなと思いました。
・補足コメント:サラセン人=ムスリム、なんですね。イスラム教徒の討伐を目的とした十字軍に参加した主人公の婚約者が、ムスリムの王を討ち、最終的に主人公と結婚するというストーリーになんともいえない後味の悪さを感じてしまいました。。。(ジャンよりアブデラフマンがかっこよく見えただけに。)




コッペリア★★★←2/25 追記
・作曲:レオ・ドリーブ、ドイツの小説家ホフマンの『砂男』がベースの作品。
・雑なあらすじ:ガリツィア地方(今のウクライナ西部)が舞台の作品。偏屈なコッペリウス博士は、美しい人形コッペリアを作る。村の若者フランツは窓からのぞく美しいコッペリアを本当の人だと信じ、本気で恋してしまう。彼の婚約者スワニルダは、それが面白くなく、コッペリウス博士の家に忍び込む。同じくフランツも、コッペリアに会いにコッペリウス博士の家に忍び込むが、博士に見つかり大目玉をくらう。以前よりコッペリアに魂を吹き込みたかった博士はフランツを酔わせ、フランツの魂をコッペリアに移し変えようとするが、動き出したコッペリアは、実はスワニルダが人形に扮した姿だった。最終的にコッペリアが人形であった事を知ったフランツは落ち込むが、スワニルダと和解しハッピーエンド(博士はうまく丸め込まれる)。二人はめでたく結婚する。
・一言コメント:キエフバレエ学校の学生さんが演じる演目でした。学生さんのダンス故、普段オペラ座で鑑賞する演目より少し粗が目立つ傾向にありますが、若くて溌剌、キラキラしている青少年達の演技は素敵です。特に私のみた回はコッペリア役の子の笑顔がもうなんともかわいらしくて、それはもう村中の男性を魅了するのがわかるわ!という納得の配役でございました。
・補足コメント:12時スタートの演目は大体子供向け演出となっており、通常演目より分かりやすいストーリー(前述の通り)に改変されていました。が、おかげで逆にイマイチ博士とスワニルダが共謀していたのか、スワニルダが独自の機転で立ち回ったのか、ストーリーが理解しきれませんでした。。。



尚、私の好みの偏りとしては、男の身勝手や女の自己犠牲エンドな作品を低評価にしている傾向にあります笑(『蝶々婦人』、『ノルマ』、『ジゼル』等)。
あと力強い男性バレエが好きなので、ダイナミックさを感じる『スパルタクス』、『巨匠とマルガリータ』、『海賊』あたりは評価高めです。

あと、ウクライナ作品(『リリア』等)をもっとみたいんですが、滅多にやらず、予定とかぶっていることが多いので、逃し続けています。うーん、残念。

また新しい演目をみたら、随時追加していきたいと思います。


鑑賞記録オペラ編はこちら





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=19/02/07追記=とても雑なキエフ国立オペラ劇場鑑賞記録(オペラ編)

2019年02月08日
完全に自分の備忘録用に、私がキエフのオペラ座で鑑賞した演目をリストアップします。
キエフのオペラ座は、コスパが最高(海外有名アーティストを招待した場合等を除いて、一番良い席で400-500グリブナ/1,600-2,000円くらい)なので、シーズンにキエフにいらした方は是非。


書き始めたら、存外に長くなってしまったので、オペラ編とバレエ編を分けようと思います。
まずはオペラ編から行きます。

私はオペラもバレエも初心者です。あらすじが雑すぎますが、オペラ&バレエ好きな方怒らないでくださいね!
個人的な好みを★五段階評価にしました。(あくまで個人の好みです。ストーリーと音楽、衣装、舞台美術等の観点から。)2回鑑賞したものは、(2回)と書いてます。

また、日本ではあまり上演しないロシア人作家やロシア人作曲家の作品は、お好きな方には楽しいかもしれないと思い、青色の文字にしておきました。ぜひチェックしてみて欲しいです。


<<オペラ編>>
蝶々婦人(2回)★
・作曲:プッチーニ
・雑なあらすじ:長崎が舞台。没落貴族の娘蝶々さんと、駐屯中の米国海軍士官ピンカートンの悲恋。悲恋とは良い言い方で、実態はピンカートンが15歳の現地妻を作って、帰任&捨てる。数年後、米国人妻を連れて再び来日し、それを見た蝶々さんが絶望して小さなわが子を残して自殺。
・一言コメント:私が鑑賞したオペラの中で一番腹が立つストーリーです。ピンカートン許さない。ただ、蝶々さんが待てど暮らせどやってこないピンカートンを思いながら歌うアリア「ある晴れた日に」はいわずと知れた名曲なので、ご注目。
・補足コメント:演出も突込みどころ満載ですが、それはキエフオペラだから、というだけでなく、原作のプッチーニもなかなか偏見に満ちた目で日本を描いているからです。なので、率直な意見を言うと、私はあんまりこの作品が好きではないです。それなのに2回も見たけど笑。最後蝶々さんが短剣で切腹するシーンがあるのだけど、切腹は介錯してくれる人がいて成り立つのだということを、多分キエフオペラの演出の人は知らなかったんだろうな、と悲しくなりました。なかなか死ねなくて苦しいやつですよ…。(原作は短剣で首を刺します。)


イオランタ★★★
・作曲:チャイコフスキー
・雑なあらすじ:15世紀頃の南フランスが舞台。自分が盲目である事を知らされず育ったイオランタ姫が、ヴォーデモン伯爵と恋をして、自身の目が見えない事を悟り(正確には他者は皆目が見えている事を悟り)、一念発起して目の手術をして視力回復、二人は結婚!ハピエン!
・一言コメント:ご都合ストーリーだけど、短いしハッピーエンドだし割と好きです。私が初めて見たロシア語で歌うオペラで、なんとも新鮮でした。


ノルマ★★
・作曲:べッリーニ
・雑なあらすじ:紀元前50年頃のローマ帝国支配下のガリア地方が舞台。ローマ帝国の地方総督ポリオーネと巫女の長ノルマは密かに二人の子供を設けていたが、ポリオーネは若き巫女アダルジーザと浮気し、仕事を捨て彼女とローマに逃げようとする。しかしアダルジーザはポリオーネが既婚子持ちとは知らず、事が判明した後、ノルマと和解する。ローマ行きを断ったアダルジーザを諦めきれず、ポリオーネがさらう。怒ったノルマは、ポリオーネを捕らえ「この男を殺す前に裏切り者の共犯の巫女の名を明らかにする」と宣告。ノルマは、アダルジーザではなく、自身の名前を民衆に告げ、子供たちを父に託し、火刑台へと向かう。
・一言コメント:「蝶々婦人」の次に腹が立った作品です。夫に浮気されたワーキングマザーの悲哀、みたいな感じで、何故かものすごくノルマに感情移入して鑑賞してしまいました。
・補足コメント:第一幕で歌われるソプラノのアリア「清らかな女神」も名曲ですぜひ。余談ですが、この「清らかな女神」、タモリ倶楽部の空耳アワーでジャンパーを貰うほどの、違う意味でも有名曲なので、ご興味のある方は検索してみてください。爆笑です。私は鑑賞中に気付いて、衝撃だったのですが誰ともシェアできず、帰宅後1人でタモリ倶楽部をみなおしました笑。



モーセ★(ウクライナ版モーセ/『モーセとアロン』ではないので注意)
・作曲:スコリック(原作はイヴァノ・フランコ(ウクライナ人の詩人))
・雑なあらすじ:2年くらい前にみたので、あまり覚えてませんが、お察しの通り、出エジプトを描いた作品。
・一言コメント:迫害されるユダヤの人々と、古くから難しい局面に立たされる事の多かったウクライナ人を重ねて書かれた、ウクライナ復権活動の第一人者ともいえるウクライナ人の詩人が書いた詩を元にして作られたオペラ。ぱっと見にいくには少々マニアック。キエフオペラでも、公演しているのは1度しかみかけたことがありません。レア演目かも。



アイーダ★★★★
・作曲:ヴェルディ
・雑なあらすじ:古代エジプトが舞台。エチオピア軍が迫っていると知り、エジプトの王は司令官にラダメスを選ぶ。ラダメスはエチオピアの王女で奴隷としてエジプト王女アムネリスに仕えるアイーダと恋人であった。恋人とエチオピア王である父が戦わなければならない運命にアイーダは絶望する。エジプト軍が戦争に勝ち、エチオピア王は捕虜となるも、反逆を企てる。ラダメスから情報を入手しろと命じられたアイーダは、ラダメスと共にエジプトを離れる。アイーダとラダメスの会話を盗み聞きしたエチオピア王は、エチオピアに逃げる様勧めるが、エジプトの司祭達に見つかる。エチオピア王とアイーダは逃げるが、ラダメスは自らの意思で留まり捕まった。ラダメスは地下牢で生き埋めの刑となるが、地下牢では刑を予想したアイーダが待っていた。二人は地下牢で死を迎える。
・一言コメント:有名な「凱旋行進曲」が聞けてよかったです。あと、オペラあるあるですが、あまりにもアイーダ役の方の恰幅が良かったので、「お、おう…」ってなりました。それから、私が小さい頃、オペラ好きの父がよく鼻歌で「ラダメース」って歌ってたんですが、これだったんだなと分かって、ほんわかしました。


リゴレット★★★
・作曲:ヴェルディ
・雑なあらすじ:妻が女好きな公爵と浮気している事をリゴレットに笑われた伯爵は、リゴレットの娘ジルダに呪いの言葉を投げ掛ける。ある日、公爵は身分を隠して出歩いた際に偶然出会ったジルダを口説く。ジルダは恋に落ち、公爵の身分が明らかになっても諦められない。そこでリゴレットは殺し屋を雇い公爵の暗殺を試みる。しかし、殺し屋の妹もまた公爵に恋しており、兄に公爵を殺さないでくれと懇願する。ほだされた殺し屋は、最初にやってきた他人を身代わりに殺すと決める。そこへやってきたのはジルダだった。刺されて虫の息のジルダを発見したリゴレットは、「伯爵の呪いだ」と叫ぶ。
・一言コメント:見所は誰もが知っている「女心の歌」です。キエフでは客席が合唱するほどの一体感で、それが個人的には楽しかったです。



オネーギン★★★★★
・作曲:チャイコフスキー(原作はプーシキン)
・雑なあらすじ:1820年頃の田舎のロシアが舞台。地主の娘タチアナは隣に住むオネーギンに一目ぼれするも、オネーギンは彼女をたしなめる。その後オネーギンは自らの招いた種で友人を失い(雑に省略)、放浪の旅に出る。旅から戻ると、タチアナは別の人と結婚し、気品のあふれる女性になっていた。オネーギンはタチアナに求愛するも、タチアナはそれを拒絶する。
・一言コメント:帝政ロシアの雰囲気たっぷりで良いです。貴族の家でサモワールを囲んでおしゃべりするドレスの女性たち、粉雪の舞う冬の早朝に行われる決闘、等々。あと、最後びしっとタチアナがオネーギンを拒絶するのも良いです。いつまでも振った女性が自分を好きでいてくれるなんて考える勘違いヤローにはビシっとね!



モーツアルトとサリエリ★★★
・作曲:リムスキー=コルサコフ(原作はプーシキン)
・雑なあらすじ:サリエリは自分の才能に悩み、モーツァルトの才能をうらやんでいた。ある日モーツァルトと食事をしていたサリエリは、モーツァルトの傍若無人ぶりとその才能への嫉妬から、モーツァルトの飲んでいた杯に毒を混ぜてしまう。後悔しても、既に遅し、モーツァルトはワインを飲み、事切れてしまった。
・一言コメント:サリエリがモーツァルトを毒殺したという噂を元に書かれた詩をオペラにしている。作品に出てくるモーツァルトは確かにイライラさせる人柄で、少しだけサリエリの肩を持ちたくなった。とても短くて1時間くらいの作品です。
・補足コメント:全然知らなかったけど、モーツァルトってなかなか強烈な性格の人物だったようですね(Wikipediaの人柄の項目を参照)。奥さんに宛てた卑猥な手紙がいくつも残っているらしいのですが、それも史料にされてしまう可哀想な人…。


サルタン皇帝★★★
・作曲:リムスキー=コルサコフ(原作はプーシキン)
・雑なあらすじ:サルタン皇帝は妃に3姉妹の末っ子を選んだ。嫉妬した二人の姉とその母は、妃の生んだ子は怪物だと皇帝をそそのかし、妃と幼い王子は島流しとなる。時は経ち、成長した王子はある日、白鳥を助ける。白鳥はお礼に魔法で王子を蜂に変身させ、妃の母と姉たちに仕返しする。一方、その頃、皇帝は真実に気付き、妃と王子を迎えに行く。白鳥の魔法も解け、美しい王女の姿に戻る。
・一言コメント:子供向けの童話です。客席まで登場人物が現れたりして、楽しい演出です。舞台美術や衣装が美しいです。



ドナウ川のザポロジ人★★★18/6/20 追記
・作曲:フラック・アルテモフスキー(Semen Hulak-Artemovskyさん、読み方が正しいか謎)
・雑なあらすじ:オスマン帝国時代にドナウ川下流で暮らしていたコサックの喜劇。祖国ウクライナに帰りたいコサックの一団が、オスマン帝国のスルタンに、今後支配下にならない旨伝え、祖国へ帰っていく、というストーリー。喜劇!
・一言コメント:ベタなウクライナものがみたかったら、文句なくおすすめです。コサックや伝統衣装をきた男女の歌と踊りは見事(特にコサックダンス!)。舞台美術も美しいです。あと、スルタンの演技や、主人公のコサックが大変コミカル。ズボンからウォッカのボトルを取り出してのむシーンは思わず笑ってしまう。
しかし初めて知ったのですが、ドナウ川には「ドナウ川のシーチ」というウクライナコサック軍がいたのですね。Wikipediaの項目もありました。


アレコ★★★←18/6/20 追記
・作曲:ラフマニノフ
・雑なあらすじ:ジプシーの娘、ゼムフィーラと恋に落ちたロシア人貴族アレコ。しかし、ゼムフィーラが若いジプシーの青年と浮気したことを知り、激昂したアレコは、ゼムフィーラと青年を刺し殺す。二人の死体をみたジプシーの一団は、アレコを永遠に追放する。
・一言コメント:救いがないストーリー!笑。でも舞台美術とか、エキゾチックなジプシーの踊りとかはけっこう好きでした。短い演目で1時間くらいなので、他の短い演目とセット上映されます。


ナタルカ・ポルタヴカ★★★19/2/4 追記
・作曲:リセンコ(ウクライナ人作曲家)
・雑なあらすじ:ポルタヴァ(ウクライナの地名)のナタリアちゃん、という意味のタイトルで帝政ロシア時代のウクライナの農村部を部隊にした、ウクライナでは一般的なウクライナ・オペラ。出稼ぎに行った恋人のペトロを4年も待ち続けるナタリアに、年配の地主は求婚する。地主は、彼女の両親を説得し、結婚の許可を取り付ける。ナタリアの絶望をよそに、村中が二人の結婚を祝う中、ペトロが村に戻ってきた。ナタリアとペトロは改めて互いを愛し合っている事を確認し、地主はそれをみて諦め、最後は全員ハッピーエンド。
・一言コメント:今までみてきたオペラの中で最も歌が少ない(普通の会話が多い)オペラでした。ウクライナの伝統的な結婚式の様子や暮らしが描かれているという意味では、興味深い作品です。原作はもう少し複雑で、ナタリアの父が死んで、貧乏暮らしになったり、色々ある様ですが、リセンコのオペラは全体を通してユーモラスでした。



蝶々婦人については、4コマも描いてました↓
「ウクライナ風蝶々婦人」
 

全体的に私の個人的感情が入りまくったメモで、参考にならないかもしれません笑。
自分の備忘録もかねてるので、お許しください!


これからタイミングよく公演があれば、鑑賞したいのが以下です:
カルメン / フィガロの結婚 / ファウスト / 椿姫 / トスカ / マクベス / ワーグナー作品 。。。
後日鑑賞した場合は、追記したいと思います。

あと、日本にいた時にみて、多分キエフで公演があってもみないのは以下:
さまよえるオランダ人 / パルシファル


鑑賞記録のバレエ編はこちら





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キエフのおすすめウクライナレストラン②

2018年09月13日
前回のキエフのレストランまとめが割と好評だったので、もう少し書きたいと思います。
(書いてから「あー、あそこも入れておけば良かった」と色々思い出したので。)


今回は所謂「ウクライナ料理」(かつ前回取り上げていない店)&ビアバーに特化しようと思います。
観光客と接待にお勧めのお店たちです笑。


12.Chiken Kiev
http://borysov.com.ua/en/chicken-kyiv

鶏さんの銅像がいるのが目印です(写真には写っていないけど)。


ウクライナ料理をモダンアレンジしたメニューが色々あり、ベジタリアンメニューもある。
こちらは定番のチキン・キエフです。
 


このGastro family系列のお店はどこもおしゃれで味も◎なのでお勧めです。
(前回記事で取り上げたBessarabia/Kanapa/Vatraもこの系列)
店員さん可愛くて、英語もまあまあ通じます。







13. O’Panas
http://www.opanas.ua/

タラス・シェフチェンコ公園の中にある1軒屋古民家風ウクライナ料理レストラン。
写真が見つからなかったので、また後日撮ったら追加します。

こちらは前菜のサーロの盛り合わせ。
サーロとは豚の脂で、ウクライナ人は黒パンxサーロxウォッカの組み合わせを愛する、と言われています。

夜はコサックたちが楽器弾いたり歌いにきたりする、にぎやかなレストランです。
店員さんも割りとフレンドリーです。






14. Samagon Fish Bar
http://www.samogon-bar.com.ua/en/

サマゴン(自家製ウォッカ)が色々飲めるレストランです。
普通の店舗と、魚介メインの店舗があり、”Fish Bar"の方は後者です。

 
内装は個性的で、少しソ連時代のアンティークっぽい空間もあれば、SFちっくな空間もあり、面白いですよ。



サマゴンのテイスティングプレート9種類。それぞれ個性的なお味。

 
こちらは黒海の魚介プレートです。牡蠣やエビが美味しいです♪



15. Petrus-b
http://petrus.rest/eng

少し田舎のおうちの内装を思い出させて落ち着く、アットホームな感じのウクライナ料理レストラン。
 

勿論定番ウクライナ料理のボルシチ(赤とグリーン両方)、ほかにも定番のスープ達があります。
私はウクライナの西側で飲める、ハンガリー風の「ボグラーチ」を注文してみました(奥のカップはボルシチです)↓


あと、ワレニキも種類がいっぱいあるのがよいです。
デザートワレニキ(チェリー入りなど)もありますよ。

私のおすすめはキャベツ入りワレニキなんですが、これがなんとも切り干し大根の味を思い出す優しい母の味なんですねえ。
是非トライしてみてください。





<<ビアバー編>>
ー杯のみたいんだけど…って方へのお勧めビアバー達。
ウクライナは最近若者ののウォッカ離れが進んでいるそうで、おしゃれなワインバーやビアバーがどんどんオープンするようになってきました。
なので、私のお勧めをいくつか。

ちなみにウクライナで生ビールを注文する際は、0.5Lと0.3Lの2サイズが主流で、店員さんには「0.5(ノルピアッチ)?0.3(ノルトリ)?」と聞かれると思うので、好きな方をお選びください。


16. Varvar Bar
https://www.facebook.com/varvarbar/

キエフ発ブルワリーの経営するビアバー。
 
ヴァイキングのお顔が目印です。

オリジナルのドラフトビールが常時10種類以上飲めます。


おしゃれで美味しい。私はビアグラスも買ってしまった。






17. Pravda Beer Theater
http://www.pravda.beer/contacts/

西部都市リヴィヴ発の大人気ブルワリーのキエフ店。

怪しいアーケードの中に入っていかないと行けないので(上記サイトだとわかりくいかもですが、住所はKhreshertik 46A)、連れていった人は大体「え?本当にここなの?」って言いますが、お店は◎なのです。
ウクライナ西部の料理もサーブしていて、美味しいですよ~~。


ちなみにリヴィヴの本店については、過去夫が記事内でふれています↓
風は西から:リヴィウへ~その1~






18. Tsypa
http://www.tsypa.beer/

ほんと、1杯だけでいいの!って方にお勧めの、ベッサラビア市場の中にこじんまりと店をかまえる、ウクライナのブルワリーの店舗。カウンターしかない。

鳥のマークが目印で、生ビールは3種類くらいでしょうか。
食べ物は出ません。





いつかボルシチ食べ比べ!とかやってみたいです。付き合ってくれる人募集中。
あとは、ウクライナ料理以外のレストランもその内まとめようと思います。



<<拍手のお返事>>
>Meyjin様
Sukhishvil、良いですよね。私もついつい公演があると知る度にチケットを買ってしまいます。
ご丁寧にお礼まで有難う御座います。日本でももっとたくさん人に知ってもらえる機会があれば良いなあと思います。(日本公演とかどれくらいの頻度であるのでしょう?)
ブログは不定期になっていますが、またお暇な時に覗いてやってくださいませ!







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カメネツ=ポディルスキーとその周辺の旅②~古城クエスト~

2018年08月28日

夏季休暇をとったりして、1ヶ月もブログを放置してしまいました。




さて、大人の遠足の続きです。

この、カメネツ=ポディルスキーの周辺には、他にも素敵なお城があると聞いていました。
向かうは、道なき道(正確には穴だらけの酷いあぜ道)を南に30キロほど進んだ先にある、次のお城。

お、門をくぐると…?とんがり屋根が見えてきました。






じゃーーーーん!!!
 
ホティン城です!!


 
にぎわってますね。これまた、ウクライナ人ばっかりですが。


このホティン城、ドニエステル川のほとりに建つこのお城兼要塞、最初に建てられたのは、さかのぼる事キエフ・ルーシの時代、10世紀頃だそうです。
 
そして、13世紀頃、モルダヴィアの支配下となり、再建・強化され、どんどん大きくなっていったようです。

その後も、オスマン帝国や、ポーランド・リトアニア公国等、様々な国の支配を受け、ロシア帝国となり、ソ連の一部となった後、現在はウクライナ領となっています。
 
お城の中は博物館になっていますよ。


窓から見えるドニエステル川。


http://khotynska-fortecya.cv.ua/
公式サイトもちゃんとしてますね。


穏やかな時が流れています。

尖がり屋根が、いかにも中世な感じでいいですね。



友人の素敵なショット!
 
寝転がって、のんびり過ごしたくなるような、素敵な場所。
全員一致で、カメネツ=ポディルスキー城より気に入った!というコメントでした。


***


カメネツ=ポディルスキーとホティンを回って、「もう一つくらいお城みる?」ということに。
Lonely Planetに掲載されていた、あんまり有名ではなさそうだけど、一応載っているなあ、というお城に、突撃してみよう!と決めました。

それがまた、ホティン以上に道なき道…。
大丈夫かな?と心折れそうになりますが、旅の仲間がいるから大丈夫!

穴だらけの道を進む事1時間半くらい?
バスも通ってなさそうな村にたどり着きました。移動手段?男なら馬車だろ!といった風情。


漸くお城っぽいものが見えてきました。



朝の涼しい風と、小鳥のさえずりがとても気持ちいいです。

美しい野草もいっぱい。


冒険みたい。



そうして、ピクニック気分でたどり着いたのがこちら…。
丘の上にたたずむ、クドリンツィ城です。廃墟。しかしなんと趣があるのでしょうか。
 




そして丘をのぼりきると、絶景が待っていました!


座ってぼーっとするには最適。

これね、朝8時半くらいなんですよ。絶景を貸切です。


頂上を更に進んでいくと…?




牛飼いの老夫婦に出会いました。
 

牛さんのカメラ目線いただきましたよ。
 



牛飼いのおじいちゃんに、手作りの巻きタバコをご馳走になるお二人。
(三人目のスモーカーが既に旅から離脱していたのが残念です)
 
わさわさと葉っぱを、新聞紙で巻いて火をつけます。


プハー!
 
感想は?と聞くと、「野趣溢れる味」とのこと。
・・・でしょうね。皆さんちょっとむせてたし。笑。
火をつけた瞬間、ぼわっと燃えてたし。笑。


ウクライナの城&要塞まとめページっぽいものに、クドリンツィ城の情報が載っているのを発見しました。
http://zamki-kreposti.com.ua/ternopolskaya-oblast/zamok-kudrintsy/

一服して、おじいちゃんと雑談して(おじいちゃんの次のお誕生日会のお誘いを受けるなど)、下山です。



そんな感じで今回の旅も終盤。
帰りに旬のイチゴを買いましたよ。なんと1キロ60円!めちゃくちゃ美味しい!!
 


イチゴを抱えて、ほくほくとキエフへ帰りました。


楽しい楽しい大人の遠足、素敵なメンバーとお天気に恵まれて、とても楽しかったです。
この場を借りて、皆様にお礼を!有難う御座いました!(思い出に青春っぽい後姿写真を)



またやりたいなあ!



大人の遠足①を読む




<<拍手のお返事>>
>まなさま
日本語で書いてある、ウクライナの観光情報って本当に限られていますよね。
私の偏見にまみれたブログ記事ではありますが、参考になれば幸いです。
ぜひ素敵なウクライナ旅となりますよう、祈っております!!





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カメネツ=ポディルスキーとその周辺の旅①~さあ、大人の遠足へ~

2018年07月26日

ウクライナ赴任中に絶対に一度は行きたい場所がありました。

しかし、そのアクセスの悪さからハードルが高く、ここまで訪問を躊躇していた訳ですが…。
たまたま5月の3連休が、サッカーチャンピオンズリーグ決勝戦INキエフ。
キエフにいては、主要道路は全て封鎖、フーリガン達にもみくちゃにされるだけ、キエフから脱出せねば!ということで、意を決して、メンバーを募って、大人の遠足へ出かけることに。

朝7時頃、某所で集合して、ミニバンを借りて出発です。


早朝出発だったので(私はちなみに前日出張がえりで自宅に着いたのが朝4時だった)、みんな車の中は眠りの静寂…なのですが、道が悪すぎて、時々ガクンとお尻が浮く衝撃がきて、強制的に眠りを分断されます。

うーん、ウクライナですね。


到着直前に、お昼。幹線道路沿いのシャシリク(BBQ)屋さんで休憩です。
 
お肉どーん!!!


ビールもご当地のものを買いました。うふふ。楽しくなってきた!





車で走る事、合計約6時間、南西の方にあるフメルニツキー州に到着!!


たどり着いたのは、カメネツ=ポディルスキーの街です。


普通のホテルは私の初動が遅くて、予約いっぱいでとれなかったので、ちょっとはずれのアパートホテルみたいなのを借りたのですが、男部屋4人、女部屋3人に分かれて、一部は二段ベッドです(↓一人っ子の憧れ、二段ベッドではしゃぐ私)。

これはこれで大学生の合宿所みたいで、楽しい。こういうこと、長らくやってなかった気がする。みんなもう三十路四十路のいい年した大人ですが、なんか!ものすごく!!楽しい!!!


アパートホテルは中心部から少しはずれていて、周りには何もありません。
男性陣が昼寝をする中、女子2人(もう1人は仕事で遅れて夜合流)でお散歩へ。

何もなーい!キエフは今頃お祭り騒ぎなんだろうなあ、などと言いながらぷらぷら歩きます。



なんか捨て置かれた戦車や怪しい看板もあり、「ここ立ち入り禁止区域とかだったらどうしよう?うちらがこのまま消えてもきっと誰もわからないね」とおびえながら談しつつ、無事に生きて戻って来れました。



お昼寝タイムが終わり、街へでかけます。

旧市街の手前には絶景が。見えますかね?絶壁みたい。下は川になっています。



旧市街は大変かわいらしい色使いです。



しかし例に漏れず、悲しい歴史も内包しており、わたくしの持参したLonely Planetに書いてあった説明によると、このカメネツ=ポディルスキーの街は、第二次世界大戦中にはナチスによって(ここまで来たんですねえ)、ゲットーに変えられ、数万人のユダヤ人が殺された場だそうで。
また、激しい戦闘や爆撃で街の7割が破壊されたとも。


 
今では美しい街に戻っていますが、西ウクライナは本当に悲しい歴史を内包した地域なのです…。


そんなこんなでDay1おわり。
グルジア料理食べて(何故ここまできて。しかしシュクメルリの悪魔的美味しさを新たにHさんに布教できたので良しとする)、買出しをして、サッカーをみるために、はやめに宿へ帰ります。

こちらは友人が「これがいい!」と選んでスーパーで購入したやばめのケーキです。

(持ち運び方が悪かったのか、店頭よりヤバ度がアップしてしまいました。)


尚、宿ではテレビが上手く映らず、なんとか繋がったと思ったらいいところで突然中断されたので、「ロシアのサイバー攻撃では!?笑」とみんなで盛り上がりましたが、どうやらただ宿のテレビの具合がよろしくなかったようです。

無事にテレビは復活し、みなでサッカー観賞を楽しみつつ、最後の遠足メンバーの到着を待ったのでした。



*****

Day2始まり!


夜中に1人増員、遠足の全参加者が無事揃ったところで、旅の一番の目的地へと向かいます。


じゃーん!!!逆光なのが辛いですが、カメネツ=ポディルスキー城です!!
ウクライナで一番の観光地!と言われることもあるほど。

このウクライナ紹介動画にも一瞬出てくるので興味ある方は私の写真より美しい全体像をみてみてください(13~14秒目あたり)。
https://www.youtube.com/watch?v=CE3k2lIebsk


 
カメネツ=ポディルスキー城は、古くは14世紀ごろに原型の城が建設されたと考えられているそうで、コサックやオスマン帝国、タタール人等、様々な人々の侵攻を受けた場所のようです。
今の形に落ち着いたのは、1900年代初頭とのこと。

ウクライナ人観光客でにぎわっています(しかし外国人観光客はほとんどいない)。

トンガリ屋根の素敵なお城でした。

たくさんの気球を飛ばすイベントがあって、そのシーズンにいけたら、と思っていましたが上手く予定が合わず。
もしその時期に行かれる方がいらしたら、是非レポート宜しくお願い致します。




また、乗ったタイミングが前後しますが、お城の周りを、BRDM-2を改造した水陸両用装甲車で周遊するコースがありました。
大きいお子様たち(つまり私たち)は大盛り上がりで参戦。

リア充大学生みたい(リア充大学生は多分装甲車の上で記念撮影しないけど)。


お堀の水の中や道なき道を爆走してくれるのです!!楽しい!!!
 

詳細はこちら↓
https://k-p.net.ua/news_kamenec/podii_mista/185-progulyanka-v-kamyanci-podilskomu-na-brdm.html

興味ある方はぜひ挑戦あれ!


旧市街ではほかにも、中世の衣装貸し出しサービスがあり、友人と2人でコスプレ?しました。
衣装はめちゃくちゃたくさん種類があって、好きなのを選べます。

途中からウクライナ人一家が混ざってきたので、大人数ですが私と友人は右端の2人です笑。
ヒロイン(友人/赤)と意地悪な義理の姉(私/青)という設定です。
服を着た時点では普通のお嬢さんだったのですが、なんか帽子被った瞬間からいきなり悪者風の見た目に変わってしまったので、キャラになりきりました。

楽しいので、こちらも是非お試しください。




さて、長くなりそうなので、ここで区切ることにしようと思います。
大人の遠足は②に続く…。



大人の遠足②へ進む







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