便りがないのは良い便り~Pas de Nouvelles, Bonnes Nouvelles~ 忍者ブログ

オーストリア&スロバキアな週末②~鉄のカーテンを越えて~

2018年05月11日
さて、オーストリア&スロバキアな週末の続編です。



朝、バスに乗ってウィーンからブラチスラバへと向かいます。
バスはたった6ユーロでした。

スロバキア自体は、以前東部を訪れたことがあったのですが、首都ブラチスラバは初めて訪問します。わくわく。


夫が書いたスロバキア東部の旅行記はこちらをご参照:
西ウクライナ旅行記④〜番外編:スロバキア東部へ、天空の城ラピュタ!?〜


国境ってなんでこんなに楽しいんでしょうね。Google Mapを眺めながら、国境越えの瞬間を待ちます。
ウィーンとブラチスラバは距離にしてたった50km。世界で一番近い首都と言われています。
こんな近い二つの首都の間には、冷戦時代、鉄のカーテンがひかれていて、簡単には通過できなかった訳ですが、今では検問すらないというのが不思議です。


着きました。ブラチスラバ。

バスターミナルから、旧市街へ向かうのにタクシーに乗ったところ、運転手さんに英語が通じない…。

うーむ、困った。

仏英日中クアトロリンガルな母も、ここでは訳に立ちません。
身振り手振りで会話し、うっかり脳内言語スイッチの切替が上手くいかないタイミングで「Да(ダー/ロシア語のイエスですね)」と言ってしまったところ、運転手さんの目が輝きだして、「俺はロシア語ならできるんだ!なんでロシア語できるなら言ってくれないんだ!」と饒舌に…。
さすが、旧共産圏…そしてスラブ言語圏。おかげで、私はまた伝家の宝刀、目も当てられないへたくそな片言ロシア語でコミュニケーションをとるはめに…。

ハンガリーでも、空港からのタクシーでおじいちゃんドライバーと同じ経験をしたのですよね。
今まで自分がいかに西側しかみてこなかったのか、という事をひしひしと痛感します。
ロシア語話者は想像以上に広範囲にまたがっているのですよね。


さあ、なんとか旧市街にたどり着きます。お宿にチェックインすると、興味深いツアーのチラシが置いてあります。

いつか夫と来ようと思います。


まず到着してすぐ、ローカルバスに乗って、ある場所へ向かいます。
そう、城です。

目指すはデヴィン城。最初に建築されたのはどうやら9世紀ですが、何度も壊れて再築してを繰り返し、原型になったのは15世紀、そして19世紀にはナポレオンに爆破されたという城です。

 

冬季は城の中には入れないけど、敷地には入れるとの情報を確認していたので、行ってみたのですが、なんと閉まっている…敷地にすら入れない…。ちーん。

あいている時に行くとこんな感じの様です↓(勝手にリンクを張らせていただきました)
https://passaulife.blogspot.com/2014/04/blog-post_30.html

仕方がないので、城の周りの遊歩道を歩きます。

この城に惹かれたのは、見た目が好み(石の古い無骨な城)というだけではありません。
その立地です。みてください。
 

オーストリアとスロバキアの間を流れるドナウ川に、モラバ川がちょうど流れ込む地点にデヴィン城はあります。
そして、冷戦時代はこの川沿いに鉄のカーテンがしかれたわけですね。

 
たくさんの人が、この川を越えて、西側へ逃げようとして命を落としたそうです。
城の裏側、川に面した道を歩いていると、亡くなった人への追悼碑がいくつかあります。


今はオーストリアもスロバキアもEUとなり、シェンゲン協定に加盟したため、パスポートコントロールもなく、国境を越えられます。
不思議なものですね。

亡くなられた方々に黙祷して、ブラチスラバの市内へと戻るバスへ乗り込みます。


 
市内へ戻ってきました。まず、町のランドマーク、ブラチスラバ城へ。

この城には「ひっくり返したテーブル」というあだ名があります。
四隅の棟が、ちょうどひっくり返したテーブルの脚みたいですよね。

城の中は博物館になっています。我々は入らなかったですが。


城は岡の上にあります。ドナウ川を一望。

かの有名なクラシック曲、「青く美しきドナウ」を昨晩の睡眠前のBGMにしていましたが、ドナウ、あんまり青くないですね。夏に青空が反射したら「青く美しく」見えるのでしょうかね。


寒いせいか(この日は-7度です…)、空気が澄んで美しい。
 


城から市内へ下っていく小道も、冒険みたいでわくわくしました。




それから、お次はブルーチャーチ。こんな真っ青な教会も珍しいですね?

あんまり意識したことなかったですが、スロバキアはカトリックの国なんですねえ。
ひとくくりに東欧といっても、スラブ言語x正教、スラブ言語xカトリック等でもまた異なりますね。



しかしまあ、東欧の冬は本当に底冷え。寒すぎるので、夜は勿論飲みにいきます。
スロバキアといえば、ビールでしょ!修道院が運営しているというブルワリーへ。
http://klastornypivovar.sk/?lang=en



店内で醸造されたビール樽とサーバーを繋ぐ巨大なパイプが店内を横断しています。


うーん、スロバキアビール、おいしいいい!ライトで飲みやすいです。

ところでビールの名前の後ろに書いてある数字、最初はアルコール度数かな?と思ってたんですが、この軽さ、どう考えても10度以上もないぞ!?と思って、調べてみたところ…

チェコとスロバキアのビールに記載されている数字は、「バリング度」という、発酵前の麦汁の糖度を表す数値だとわかりました。このバリング度が高ければ高いほど、味が濃くなり、アルコール度数も高くなるようです。

またひとつ賢くなった!


お酒のお供はこちら。スロバキア料理の代表格、「ブリンゾベー・ハルシュキ」、ヤギチーズのニョッキです。なかなかの獣臭、そしてカロリーですが、美味しいです。黒胡椒たっぷりかけると美味しいです。



お腹もぱんぱん、寒い路地を駆け足で歩いて、宿へ戻り、就寝です。





翌朝、旧市街のお散歩にでかけます。旧市街はこじんまりとしてかわいらしいです。



いたるところにユニークな銅像がいます。このおじさんはランドマークな様です。
 


こちらはビロード革命の始点と言われる広場。



寒いので、広場にある「メッサーシュミット・カフェ」なるカフェでコーヒーを1杯。
http://www.messerschmidt.sk/index.php/en/

この彫刻、なんか見覚えあるなあ、と思ったら、前日のウィーンのベルヴェデーレ宮殿でみたやつとそっくりでは?と母と気付く。
 
メッサーシュミットという名前を聞いて、ミリ好きの方は、第二次世界大戦で活躍したドイツ空軍の戦闘機を思い浮かべる方もいるかもしれません。
しかし、このメッサーシュミットさんは、戦闘機のメッサーシュミット社とは関係のない、ハプスブルク家お抱えの彫刻家だったのです(パリのルーブル美術館で特別展が開かれた事も)。

なんでウィーンにいた人のカフェがブラチスラバに?と不思議に思い、調べると、どうやら彼はブラチスラバで亡くなったそうです。

Messerschmitt、で画像検索していただくと、本当に個性と表情豊かなマスクの彫刻がたくさん表示されます。
興味のある方はこんな動画も。
https://vimeo.com/14909282


ちなみに、このカフェの奥には、無料の小さな「ビロード革命博物館」があります。興味ある方はぜひ。

チェコとスロバキアがどうやって独立していったのかを、時系列に写真とともに展示しています。
ドプチェクってスロバキア出身だったのですね。なんとなくチェコだと思ってた。



最後に訪れたのは、ユダヤ文化博物館。
http://www.slovak-jewish-heritage.org/jewish-museum-bratislava.html



東欧のユダヤ人の歴史が壮絶なものである、という事は勿論ある程度は理解しているつもりでしたが、思った以上でした。
スロバキアは第二次世界大戦中、ユダヤ人の7割が強制収容所へ、生き残ったわずかな人々も、ほとんど国外へ移住したという国でした。

欧州でユダヤ系の博物館や建物を訪れると、大抵は厳しいセキュリティチェックが入口にあります。
しかし、ここはゆるゆる。そこでポツリと母が呟きます。
「もしかして、脅威だと思われないほど、スロバキアのユダヤ人は微小な、非力な存在になってしまったのかも。だからセキュリティチェックも必要とされないのかも。それって、もしかして憎まれる事より悲しい事かもしれないね。」と。

展示品も、ナチスドイツが資料として押収したユダヤ人の生活雑貨、移住した人々からの寄贈品等から構成されていて、当時生きていた人の生活を推し量る事のできる品物はほとんどないのがショッキングでした。


ちょっと落ち込んで、ブラチスラバ、そして母とお別れ。
ブラチスラバ空港からキエフへ直行便で帰ります。(1時間でついた!)


東欧はやっぱり点で考えるのが難しい、面で考えなくてはいけないんだなあと思わされた旅でした(主にメッサーシュミットを通して笑)。

あと、知識はあればあるほど、旅が楽しくなる。もっと勉強せねばなあ、と痛感。

さあ、次はどこへ行こうか。楽しみは尽きない。




<<拍手のお返事>>
>尚美様
ひっそりと未だカフェめぐりを続けておりますが、人にお勧めしたくなるカフェも多いです。
7月はとても良い季節です。素敵な滞在となりますように!

>mkparis様
そうですね、全ての作品が目の見えない方対応はしている訳ではありませんが、それを求めるのも無理があろうかと思います。
シュニッツェルは他のお店で食べたときは巨大でした。単にザッハのサイズが謙虚なのでしょう。。。






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オーストリア&スロバキアな週末①~文化的なウィーンの夜を~

2018年04月18日

母と久々に旅したいと思い、3月の初めに旅行計画を立てました。

今回の訪問先はブラチスラバ!スロバキアの首都にしました。
しかし、母の住むパリからブラチスラバの直行便がない!(キエフからはLCCで去年から直行便が飛び始めました。)ということで、ブラチスラバから車でたった1時間のウィーンで集合することに。

金曜の午後便で出発して、夕方ウィーンの空港で再会!
先に着陸した母がわざわざ、ノンシェンゲンのゲートまできてくれました。

さあ、今晩の目的地へ向かいます。


第一の目的地は、ココ。ベルヴェデーレ宮殿です。うっ、寒い。


ベルヴェデーレ宮殿公式サイト:
https://www.belvedere.at/en


ここで、何が目的かというと、私のクレジットカードの絵柄になっている、クリムトの「接吻」を生でみたい、と考えたのでした。

絵は巨大で、魅入ってしまいます。(私の写真ではサイズ感が伝わらなくて残念)



そして、ここで感動したのは、「目の見えない人のための絵画作品解説」!!!
生まれて初めてみました。

凹凸で表現されています。そうですよね、見えなくたって、どんな作品か知りたいですよね。


そういえば、ベルヴェデーレは最近写真撮影OKとなったそうです。ラッキー!(撮影禁止な作品もあるので、ご注意くださいね。)


母と頷きあったのは、「クリムト、接吻以外の作品の方が好みだね」ということ。
勿論個人差あると思いますが、金色を使っていない作品の方が好きでした。例えばこの母と子の絵とか。(クリムトの「母子」はもっと有名な明るい作品もあるのですが、こちらの方が落ち着いていて、いいなあ。)


あとは、野草の花が咲き乱れる野原を描いた作品もいくつかあって、「まさに私がこれまでみてきた、東欧の春だ!」と、緑と赤と黄色のあふれる色合いや描き方にとても感動しました。
意識したことがなかったけれど、クリムトは東欧の画家なのだ、と思い知らされました。





日が暮れてきて、次の目的地へ。

夢のザッハホテルで元祖ザッハトルテです!
 
ホイップクリームが上品な味。そしてチョコは甘すぎず、美味しい!!


前回は長蛇の列が出て来ていて、ギブアップしたのです。友人が「夜行ったらすいてたよ」と教えてくれたので、夜にしました。
今回も並んではいたものの、ティータイムをはずしたので、比較的すんなり入れました。

内装も、店員さんの制服もかわいい。宮殿みたい。


お腹もすいていたので、ビールとシュニッツェル、ウィンナーソーセージも頼んじゃいました。


ホテルザッハー公式サイト:
https://www.sacher.com/en





ほかにウィーンでおすすめしたいのは、国立図書館(プルンクザール)。

国立図書館王広間:
https://www.onb.ac.at/en/

見上げても本・本・本、そしてうっとりする本棚と壁画。

マリア・テレジアの父、神聖ローマ皇帝・カール6世が18世紀前半に作らせたそうです。


バロック様式のヨーロッパ最大の図書館。本好きにはたまらない空間で、うっとりしてしまいます。




それから、音楽の家!
Haus der Musik

階段が鍵盤になっていて、歩くと音がでたり。


著名指揮者の指揮棒が飾ってあったり。


ウィーン・フィルの指揮を疑似体験できたり(腕を動かすと、映像の楽団も合わせて動いて音楽を奏でてくれる)。


すごく楽しい空間です。


さすが音楽の都と呼ばれるだけありますよね。市内のいたるところに音楽家の銅像もあります。

こちらはシュトラウス。


本当は、中央墓地に行って、有名な音楽家たちのお墓めぐりをしたかったのですが、時間が足りなかったのと寒かったので今回は諦めました。
また次回のリベンジ項目としてとっておきます♪


とにかく寒い旅でした笑。母に「こんな寒い時期にわざわざ寒い場所に連れ出すのはあんたくらいだ」と言われたほど笑。

という訳で、今回の旅は、暖をとるためにたくさんコーヒーを飲みました。
こちらはインペリアル・カフェのカフェオレ。もうカップとコーヒーと泡の色合いがなんとも美しくて見とれてしまいます。皇室のマークも素敵。

そして、オーストリアでは、カフェオレのことを、「メランジェ」(フランス語で「混ざったもの」という意味)と呼ぶと知りました。ふむふむ。



ウィーン市内にはいたるところにカップル信号機があります。

色んなカップルの形があって、男女もあれば、男男、女女の組み合わせの信号機もあります。
楽しくってつい信号をじっくりみちゃいますね。






さて、翌日はバスに乗ってのブラチスラバへ。
ブラチスラバ編は次の記事で書くことにします。




<<拍手のお返事>>
>N子
ゆで卵3個は衝撃でしょ…。なんならもう1コ食べたかったらしい。板東英二かよっていう…。





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南イタリア横断の旅③~ナポリを見てしね~

2018年04月13日

さて、年末年始イタリア旅、ラスト記事です。

ポンペイをあとにし、あの街へ向かいます。そう、ナポリへと…。

Vedi Napoli E Poi Muori
ナポリを見てから死ね

有名なフレーズですね。私もみるまでは死ねないなーということで、ナポリです。


日が暮れてきました。早くナポリにつかなくては!

奥様は「悪名高いナポリの街中では絶対に運転したくない!!」という意志の元、街中ではなく、空港近くのレンタカーショップへ車の返却に行く計画にしていました。
(バーリ空港店で借りて、ナポリ空港店で返却するというプランです。観光大国はこういう乗り捨てができるので本当に便利。)

大晦日の夜、ナポリにつきました。ナポリのカウントダウンはやばい、そう聞いていましたが、私のプランニングでそうなってしまいました。
(ちなみに旅の計画は基本全て私が決めています。フライトもホテルもルートも。夫はそれに文句ひとつつけずエンジョイしてくれる、最高のパートナーです。)


暗くなってしまいましたが、少しお散歩。
 
こちらはウンベルト1世のガレリア。


カウントダウンを元気に過ごせるように、ホテルに戻って、カウントダウンまで仮眠をとる我々笑。


ものすごい爆竹の音で目が覚めます。窓を開けて確認すると、いたるところで私的な花火もあがっています。


テロ!?とでも勘違いしそうな爆音たち。



爆竹鳴り響く中、プレビシート広場まで出てくると、街全体がまるでクラブになったかの様に、低音ビートのきいた音楽が流れていて、みんな踊っています。




2018年おめでとう!ライブみたい笑。




二人で道端で売ってたスプマンテのボトルを買って、道端で乾杯して新年をお祝い。



いつまで別居婚かわからないけど、今年も頑張ろうね、などと話しながら、これまた道端で売ってたピザを食べ、スプマンテをがぶがぶのみながら、ねぎらいあいます。

飲んだらすぐ眠くなったので、大人しくホテルへ戻ります。



街はまだまだ寝る気配がないけれど、我々はひとまずお休みなさい。




******




さて元旦です、おはようございます。

一緒にキエフで暮らしていた夫が日本に帰国して早1年半。
筋トレを始めた夫、トレーナーの指導の元、10キロ近く痩せて、食生活にも随分気をつけるようになりました。

しかし、朝ごはんにゆで卵を3個も食べたので、「まじかよ…」って思いました。
8ヶ月ぶりに会う夫、まるで別人です。見た目も勿論スッキリしたのですが、何より中身が。




さあ、街歩きスタートです。ナポリ歴史地区は世界遺産となっています。
まずは宿の近くの海辺のこのお城。

ヌォーヴォ城です。アンジュー家のお城だったそうです。年末で閉まってました。


昨晩はあんなに賑やかだったプレビシート広場は、すっかり元通りに。



そして向かうは、サン・セヴェーロ礼拝堂。
とても有名な彫刻、「ヴェールに包まれたキリスト」がみたかったのです。
写真禁止なので、気になる方はこちらの公式サイトでチェックください。
http://www.museosansevero.it/en
彫刻なのに、ヴェールの薄さ、キリストの表情、人体の丸み、やわらかさ、繊細さが表現されていて、感動します。
中の彫刻は、それ以外もとにかくゴージャスです。私は彫刻が好きなので、眼福でした。
事前予約して、朝一番で行ったのですが、けっこう混んでましたね。



そして、ナポリの街を真っ二つに突っ切る道、スパッカ・ナポリへ。この写真だと伝わりにくいんですが、一直線になっていて、奥はすごい坂道になっています。

スパッカ・ナポリ、とは「ナポリを真っ二つに割る」という意味なのだそうで。


下町、落ち着いた色合いで好きだな。




そしてナポリ名物ときいて、ラム酒シロップをたっぷりしみこませたケーキ「ババ」を買います。


食べ歩きしちゃうよん。すごい大人の味だ。フォークを指すと、あふれ出るラム酒。夫はいたく気に入った様です。



ジェズ・ヌォーヴォ教会。外観がみたことない感じ。


中は荘厳。



しかしまあ、ナポリの人々のなんとおしゃれなことでしょう。おじいちゃんさえ、おしゃれなんです。
道行く人々をみながら、夫と二人で「おしゃれ・・・」とため息。

そして、リーズナブルなスーツをあつかうお店がところ狭しと並んでいて、夫はジャケットを爆買いしていました。あんなに目をキラキラさせながら買い物し続ける夫は初めて見たような気がします。
(本当は私も買い物にいそしみたかったのですが、旅の2週間程前に、アイスバーンで滑ってこけて腰を強打し、何をするにも腰が痛い状況だったので、大人しく試着したり、店員さんとあれこれ会話する夫を、ソファに腰掛けて見守る私でした。)



丘の上には、これまたお城がみえます。

サンテルモ城です。あんまり時間がなかったので、スキップしたのですが、あとで調べてみたところ、14世紀に作られた星型要塞だったようで、星型要塞好きとしては、しまったなあ、と後悔してます。
また次回。


そして、ナポリといえば、ボンゴレ~~~

今までわざわざボンゴレ注文した事なかったのですが、名物と聞いて注文してみたところ、「ボンゴレってこんなに美味しかったの!?」と感動しました。

それから揚げピッツァも初めて食べました。揚げカルツォーネと呼ぶべきか。

海辺のレストランのテラスで、ワインをのみながらの舌鼓。



元旦、のんびりと海辺を歩きます。



こちらがナポリ最古の要塞、卵城です。



んんー、やっぱり要塞はいいですね。心惹かれるものがあります。何故でしょうね。

ナポリはみるべきものが沢山あるにも関わらず、全然時間をとらなかったので、いつかリベンジしたいと思います。
今回の旅は是にて終了。


元旦の午後、キエフへと戻ります。ばいばいイタリア。また開拓に来まーす。


南イタリア横断の旅①~港町バーリと世界遺産たち~
南イタリア横断の旅②~サレルノとアマルフィ海岸、そしてポンペイへ~




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南イタリア横断の旅②~サレルノとアマルフィ海岸、そしてポンペイへ~

2018年04月02日
さて、年末年始南イタリア旅行記、その2です。

車をぶっとばして、アドリア海側から、イタリアのブーツを横断します。
次の街はサレルノです。前回の地図を再利用して、左端の終点がサレルノです。



サレルノもまた港町です。
本当はこのあたりはモッツァレラ発祥の地と聞いて、ぜひたくさんある牧場のひとつに立ち寄って、即売所で飲み食いしたかったのですが、如何せん時間が足りませんでした。夏にリベンジしたいな。

仕方ないので、サレルノでチーズ専門店をのぞきましたよ。おいしそう(じゅるり)。



サレルノは夜のライトアップがとても綺麗でした。うっとり。

ツリーも巨大です。信心深いカトリックの国ですもんね。
 
きれいな小道を歩いて、レストランへ向かいます。
クリスマス&年末のお祝いムードで、道は激混みです!!


勿論夕食も、我々の持ちうる限りの探索能力を駆使して、美味しい魚介イタリアンを…!
個人的には今回の旅の中で一番の食事だった気がします。前菜もメインもデザートもワインも全部美味しかったです。店員さんも、とても感じが良かった。

私が注文したのは、アマルフィ海岸のレモンとフレッシュ・リコッタチーズのラヴィオリ。
もう一度食べたいよ!!!レモンが大人の味なんですよ!!

魚介のフリッターも美味しかったです。


お店はここでした。
Fish Art Ristorante : http://www.fishart.it/

たらふく食べて、歩いてホテルへ戻って、就寝。




翌朝また早起きして、お散歩。大晦日の朝日、うっとりするほど綺麗です。



さて、道が混む前に出発しましょう。次の目的地は有名なあそこです。
海辺の崖っぷちに作られた細い道をひたすら進みます。ちょっと怖いくらい。



私は途中から完全に怖くなって夫に運転バトンタッチ。無理ー!
 
ぐねぐねカーブは、対向車線が全くみえなくて、車はみんなカーブの手前でクラクションを鳴らして「通ります!気をつけて!」宣言をしながら曲がります。


じゃーん!!アマルフィ海岸です。ここも世界遺産なのだそうで。

冬なのに混んでいて、道は狭いし、駐車場は足りていません。運転環境は最悪です。冬でこれなら、夏はきっとしんどいな、と。冬にきて正解でした。
勿論夏なら、もっと前回の青空があって、泳げたので、違う楽しみがあったのでしょうが。


レモンや唐辛子が有名のようです。美しいなあ。

私はお土産にレモンパスタを買いました。前日の晩に食べたレモンxクリームの組み合わせのパスタに感動したためです。


アマルフィ大聖堂前では、大晦日のカウントダウンイベントに向けて、ステージを組んでいるところでした。


再び出発。海辺を抜けて、途中から山へ。
相変わらず、細い道の絶壁カーブが続きます。もうこの辺で運転は完全に放棄して夫におしつけています。



なんだかすごい靄がかってるけど、大丈夫かな?
 
と思っていたら、麓におりてきました。じわりと街が見えてきます。



次の行き先は、私の夢!!ポンペイ!!!

79年(1979でも1879でも、ましてや1179でもない!ただの79!)に火山の噴火によって、一夜で灰に埋まり、消えた街、ポンペイ。


夏は激混みだそうですが、さすが大晦日、チケットカウンターの列はゼロ!すんなり入れました。よっしゃー!!ガラガラ最高です。

お天気が微妙だったのですが、晴れていたら、きっとくっきりと、ポンペイを死の町へと変えた元凶、ヴェスヴィオ山が見えたのでしょうが、雲のおかげで、うっすらとしか見えません。

悠久の時を感じます。こちらも世界遺産です。今回の旅の何個目の世界遺産だったかな?

ロマンですねえ。


紀元前の政治スローガンが残っているって、すごいことじゃないですか?

夏はタイルの照り返しや直射日光でかなり暑いし、トイレも限られているとのことで、「やっぱり夏に来なくてよかった」などと思う私。


そうこうしている間に、日本時間では年が明けました。私は夫のトイレ待ちでした笑。でもイタリアは年明けまでまだ時間あるもんね~~。
 
大!満!足!!


見学を終えて、遺跡近くのレストランで腹ごしらえ。ここのレストランは古代ローマのメニューが食べられるのが売りだったのですが、コースでしか選べないメニューとなっており、急いでいたので、普通のメニューにしました。
いつかリベンジしてみたいです。

そこで頼んだカタツムリのパスタ。
自分で注文しておいて、あまりにも触角まではっきり形がわかる(写真の矢印参照)ので、食べれなくなってしまい、夫におしつけました。なんでも美味しく食べる夫、ありがとう。


そして、最後の目的地へ向かいます。ひとまず本記事はここで区切って、記事その③へ続けますね。



今回の旅行記:
南イタリア横断の旅①~港町バーリと世界遺産たち~
南イタリア横断の旅③~ナポリを見てしね~





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南イタリア横断の旅①~港町バーリと世界遺産たち~

2018年03月23日

年末年始の旅、書かないまま3月も終わりそうです。やばいやばい。

という訳で書き始めたいと思います。夫と8ヶ月ぶりに再会し、イタリア南部を少し回ってきました。

夫婦でイタリアで年越しするのは二度目です。南は初めてだったのでわくわく。

さあ、出発!

まずは、ローマ経由でバーリというイタリアのブーツのかかとの方に飛びます。

バーリはこちら↑


バーリ空港で、車をレンタルします。
私の夢のひとつ、「イタリアでルパン三世の車、Fiat 500を運転する(ただし最新モデルでよしとする)」を叶えるために、Fiat 500を予約してありました。

しかし!なんかでかい!よくみると、Fiat 500Lって書いてある。L!!Large!
仕方ない。

でかいけど、今回の旅のお供はこいつです。

まずは、空港から直接ある場所へ向かいます。車のある旅は楽ですね。
しかも今回は夫も国際免許を持ってきてくれたので、ドライバーが二人という心強さ(いつもは大体私が1人で運転している)。

車にナビがついてないから、携帯のナビで行くけど、相変わらずGoogle先生はたまに変な道を指定してきますねえ。道なき道(オリーブ畑と葡萄畑の間、ウクライナ並の穴ぼこだらけ)を進みます。

イタリアには南北問題がある、とは聞いていましたが、こういうことか~~と思い知らされました。



頑張って、1時間半くらい運転して、目的地へたどり着きます。

じゃーん!世界遺産、「カステル・デル・モンテ」、山の上の城、です。

こちらは、神聖ローマ帝国のフリードリヒ二世が、13世紀に建てた、八角形のお城です。
ユーロの10セントの裏側の絵柄にもなっているお城です。

中では、地元のワインやオリーブオイルやフレッシュモッツァレラの試食や販売をやっていました。

んまんま。「カステル・デル・モンテ」って銘柄のワインもありました。

私飲んじゃったから、もう運転できないもんね~。ワインを我慢した夫へ運転バトンタッチ。


眺めもよい。さすが丘に建っているだけある。素朴な色合いの石のお城、私が最も好きなタイプの城です。




それから、城のふもとにあるフードコートでさくっと昼食をとったのですが、そこのシンプルなパスタがあまりにも美味しくて、夫と感動。

こちらのパスタは、バーリなどの街があるプーリャ州名物、オレキエッテです。耳たぶみたいですよね。お土産に買いました。
 

お腹が膨れたところで、本日のお宿をとっている、バーリの街へと向かいます。

なんでバーリ?というと、夫がバーリがいいって言ったからなんですけど、バーリは夫の研究内容的には、まあまあ面白い場所らしい。でも割愛。

やしの木がはえてて、海辺ですてき!

しかし街の運転はなかなかスリリング。南部イタリアの運転は覚悟しておけと、色んな人に脅されていましたが、なるほど。しかも、宿は旧市街の中にとったんですけど、これがやばい。Fiat 500だったらよかったけど、我々のおでぶFiat 500Lで通るには、けっこうギリギリなルートが山ほど!

地元のおじさん達がわらわらと集まってきて、「もう少し右!」とかイタリア語で誘導してくれます笑。親切だなあ。

なんとか宿にたどり着き、夕飯にでかけます。


幸せすぎて涙が出そう。魚介!!(毎度いいますが、キエフは最寄の海から500kmで、魚介が高くてあまり新鮮ではないのです…。)

レストランはタコが目印です。タコ美味しかった。地元の人でにぎわってましたよ。
夫は嬉しそうに牡蠣を注文していました。パスタは、本日とれたお魚から選んで作ってもらいます。

La Tana Del Polpo
https://www.facebook.com/LaTanaDelPolpoRist/?utm_source=tripadvisor&utm_medium=referral&rf=495618093871585



今日はこれにてさくっと終了。我々は夜は早いが、朝も早いのだ。明日も朝から活動するぜ!

翌朝夫は時差ぼけで5時ごろ起床、私は6時半ごろ起きました。
朝ごはんは部屋に運んでもらい、のんびりと食事、そして出かけます。


ぶらぶら散歩。
 
あー、この青空!曇天のキエフから来た身としては、晴れ空なだけで幸せです。
 


そして夏は、バルカン半島から眺めたこのアドリア海を、この冬はイタリア側から眺めている、というのがなんとも新鮮でした。

バルカン半島旅行記は下記をご参照くださいね:
バルカン旅行記①~世界遺産の旧市街、モンテネグロの街コトル~
バルカン旅行記②~魅惑のボスニア・ヘルツェゴビナ、首都サラエボへ~
バルカン旅行記③~サラエボ2日目と世界遺産モスタルの橋~
バルカン旅行記④~メジュゴリエ、ステチュツィ、そしてモンテネグロへの帰還~
バルカン旅行記⑤~夢のスヴェティ・ステファンとオストログ修道院~



海辺のお散歩していると、街のランドマークの教会がみえてきます。

バーリの聖人は実は、サンタクロース、こと聖ニコラウスなんですねえ。聖ニコラウスの遺体(聖人のご遺体は不朽体と呼ぶのだそうです、またひとつ学んだ)もまた、バーリのサン・二コラ教会におかれているそうです。巡礼に来る方も多いみたいですね。
 
聖ニコラウスの銅像がありましたよ。よくみると、プーチンがこの地を訪れ、この銅像を寄贈していたっと書かれたパネルがありました。
こんな場所まで来て、キリル文字をみるとは思いませんでした笑。

聖二コラ教会。


バーリの小さな街、かわいかったです。






それから、バーリから50km弱、今日の目的地その1に向かいます。


じゃーん!!



乙女の夢、世界遺産アルベロベッロです。さすがにここは日本人もたくさん見かけました。ツアーで来るのかな。


伝統的なおうち、トゥルッロがかわいらしいですね。



アルベロベッロをさくっとみて、適当にその辺のお店で腹ごしらえして、今日の目的地その2に向かいます!




階段を降りていくと…


じゃーん!

こちらも世界遺産のマテーラの洞窟住居です。映画の撮影地にも度々なっています。

この場所は、南部イタリアの貧しさの象徴とされることがしばしあったようですが、1950年代に住民を強制移住させ、一時無人となったのち、改めて見直され、世界遺産に登録されたそうです。

作者近影に使って欲しい夫写真。


アップダウンがけっこう激しいです。

私はなんとなく、アルジェのカスバを思い出しました。


マテーラで食べたおやつ、ライスコロッケ!(とエスプレッソ)




さあ、二つの世界遺産をみたところで、大移動開始。
次の街、本日のお宿をとった街、サレルノへ移動です。

ブーツを横断します!!


サレルノの夜以降は旅行記②にて続けたいと思います。



尚、夫が書いた3年前のイタリア年末年始旅の記録はこちら:
ローマでカウントダウン! / コロッセオでの大晦日カウントダウン
ローマで休日 / バチカンとローマの遺跡系まとめ
アドリア海の真珠 / ベネチアまとめ
ミラーノ / ミラノまとめ
イタリア料理集 / 食べたもの総まとめ
※シンプルすぎるタイトルなので、奥様が補足を加えました笑。


今回の旅行記の続き:
南イタリア横断の旅②~サレルノとアマルフィ海岸、そしてポンペイへ~
南イタリア横断の旅③~ナポリを見てしね~





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