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ユダヤ人の巡礼地ウマニへ

2017年08月10日
私には血の繋がらないユダヤ人の叔母がいる、という話はこのブログでも何度かふれてきましたが、彼女から聞き、そしてLonely Planetで読んで、ずっと気になっているウクライナの街がありました。

それがウマニ(Умань)です。

ウマニは、キエフから車で南方に約2時間半(約200km)ほど進んだところにあります。


なぜ有名なのか。
それはこの街には、ユダヤ人に人気のラビ(ユダヤの宗教的指導者のこと)のお墓があるからなんですね。それゆえ、沢山のユダヤ人が世界各国から、なんとその数1万人超!が、ウマニに巡礼に来るとのことなのです。



確かにユダヤ歴のお正月(9月ごろ)になると、キエフの空港は全身真っ黒な服を着たユダヤ人の家族でいっぱいになるのです(乗ったフライトの9割が黒装束の方だったことがあります…)。
巡礼のために来ていたのですね。


というわけで、「ウマニにいってみたい!」と言い続けていたら、仲間が増えたので、スーパーご近所な4人でウマニへ日帰り散策しに行きました。


出発進行!



道中にはベリー売りのみなさんが。



ナビにしたがっていくと、めちゃくちゃガタガタ・ボロボロの坂道があらわれます。本当にここなのだろうか…?と思いつつも、進みます。




すると、なんということでしょう!ポスターが!突然ヘブライ文字に!!!


レストランも、看板もみんなへブライ文字!!!ここは・・・どこ!?まさかイスラエル!?と錯覚するような空間に出てしまいました。

※ヘブライ語ではなく、イディッシュ語なのだと思います。



うろうろしながら、ようやく見つけたシナゴーグ(ユダヤ人にとっての教会ですね)。どうやらここが聖地と呼ばれる場所のようです。セキュリティのおじさんが1人いますもんね。



よく見ると、注意書きが4言語~ヘブライ/イディッシュ(←私にはどちらか判別できず)、フランス語、英語、ロシア語~で書かれています。これは、いかに多くの国から、この場所を訪れる人がいるのか、という証明のようで、わくわくしてきます。



シナゴーグの中は男女別々になっています。男性は左側、女性は右側の細い通路を進みます。



本当に細い…。前には1人、訪問者と思われる女性が歩いていきます。



このシナゴーグ随分老朽化が進んでいます。ここが聖地…と呟きたくなるほど。

さて、ここに埋葬されているラビ、ナフマンという人は一体どういう人だったのでしょう?
Wikipediaによれば、「ブレスラフ派と呼ばれるハシディズムの一流派を創設した人物」及び「現在では宗派や信条の違いを超え、ユダヤ教で最も人気のあるラビの一人」とあります。
ハシディズムはユダヤの超正統派活動のことですね。

私のガイドブック(仏語版Lonly Planet←情報量では超優秀です)や、後述する赤尾先生の論文による情報をまとめると、ナフマンは1802年にウマニに移住し、自らを指導者とするブレスラフ派を創始、38歳という若さにして結核という不治の病におかされた彼は、死の淵、彼の墓を参るものを誰でも救い、守護すると約束したそうです。

ウマニという地を死地に選んだのは、この地がウクライナにおける最悪のポグロム(東欧におけるユダヤ人への迫害のこと)の一つとして多くの犠牲者を出した地だから、と言われています。
1768年、ウマニの約2万人のユダヤ人とポーランド人貴族が、ウクライナ人(主にコサック兵やポーランド人貴族の支配に反発したウクライナ人達)によって虐殺されたとされていて、ナフマンはこの彷徨える殉教者達の魂を慰めたかったのだと言われているそうです。

このあたりは私の付け焼刃な知識ですので、もっと知りたい方は、本記事の終わりに参照論文等を記載しておくので、適宜ご参照ください。




さてさて、予習はこのへんで。



これが建物の入口(私が思いっきり写っちゃってますね。ははは。)で、入ると小さな給湯コーナーみたくなっていて、もう一つ扉を開けないと、中には入れません。扉には中での注意事項が色々と書かれています。



中に入ると、管理者らしきおばさんに、巻きスカートを渡されたので着用。(無料でレンタルしてくれます。ロングスカートじゃない方は着用必須です。私はジーパンの上から巻きました。)

十数人の女性達が、祈ったり、勉強したり、おしゃべりしたりしています。
さて、ラビのお墓はどれでしょう…?


お勉強コーナーには、トーラーが沢山置かれた本棚が。
 



奥に進むとありました、ラビ・ナフマンの棺。
女の子が泣きながら体を預けているのが、その棺です。エルサレムでダビデ王の墓を見たので、ぴんときたのですが、もし訪問していなかったら、これが棺と気付かなかった可能性もあります。イスラエルを訪問しておいて良かった…。

棺の半分は女性エリア、もう半分からは男性エリアからふれられる様になっています。



こうして、涙を流しながら祈る女の子もいれば、もくもくと座って本を読んでいる人もいれば、棺の前で集まって自撮りしているおばちゃん集団もいて、厳かというより、庶民的?雑多?という印象を受けました。


おばちゃん集団のおしゃべりに耳を傾けていると、フランス語である事に気付いたので、思わず話しかけてみました。
「フランス語を話されていますが、フランスから来たんですか?」
すると、おばちゃん達、こんなウクライナの田舎町でフランス語で話しかけられるとは思わなかったのか、驚いていっせいに喋りだします。
「違うのよ!私達イスラエルから来たの!」
「あなたも祈りにきたの?ここは偉大なラビのお墓だもの!」
「え?ユダヤ人じゃないの?でも、ここを知っているなんて素晴らしいわ!」
等々、おしゃべりおばちゃん達ノンストップ。

そして、ユダヤ人の叔母が言っていた、最近フランスでアンチ・セミティズム(反ユダヤ主義)が高まっており、シナゴーグやユダヤ人への襲撃が相次いでいるため、恐れてイスラエルに移住する人が増えている、という話を思い出していました。
もしかしたら、おばちゃん達は、第二次世界大戦前後の迫害を受けて、移住した人たちかもしれないけど…。
(そして、昔パリで叔母に連れていかれた「アンチ・セミティズムに反対するデモ」のことを思い出しました。私の生まれて初めて参加したデモでした…。)


シナゴーグ滞在時間はたった15分くらいでしたが、自分が何処に居るのかわからなくなる、不思議な時間でした。



このウマニという場所について、歴史的背景含め、もっと詳しく知りたい方は、赤尾先生という方がいくつか論文を書かれているので、ご参照ください。Webに載っているものは↓に載せておきます。私もこれらを読んで予習させて頂きました。
(論文内の地図がお役立ちです。この地図がなかったら、たどり着けませんでした笑。)

1)「ウマン巡礼の歴史―ウクライナにおけるユダヤ人の聖地とその変遷―」
2) 「「帰郷」の中のディアスポラ―ウクライナにおけるユダヤ人巡礼と競われる二つの聖地 ―」


また、ナフマンが残した言葉がまとめられたサイトも発見したので、興味ある方はどうぞ。
ラビ・ナフマンの言葉




さて、小難しい話は終わり!ウマニで有名なものは、もう一つあります。
それが、ソフィーウカ公園!ウクライナ人に「ウマニに行きたい」というと、大抵は「公園でしょ?」と言われます。(ラビのお墓は少数派…)

ウマニは長らくポーランド領であったのですが、ポーランドの伯爵が美貌で有名だった愛する妻の為に作ったとされる公園が、このソフィーウカ公園です。奥様の名前がソフィーさんだったんですね。(調べたら3番目の奥さんだそうです。)


にぎわっています!お土産の出店がいっぱい。マグネットコレクターのわたくしは、もちろん一つ買いました。



面白かったのはこちら。約150円くらいで、ソフィー様になりきる衣装の貸し出し笑。
(服の上からの超簡単着用で1分で着れて、めちゃくちゃ沢山種類があります。)
伯爵になれる衣装も勿論ありますよ!ちなみに伯爵はスタニスワフ・シュチェンスヌィ・ポトツキ伯というお名前だそうです。

お店の人いわく、ソフィー伯爵夫人は、月曜日は赤いドレス、水曜日は緑色のドレスを着ていたそうです。友人と二人で着たんですが、緑ドレスを着た友人の承諾をとってないので、ひとまず赤いドレスの私の単独写真だけ載せます。インスタに載せたら友人達に大好評でした笑。


洞窟もありました。入ると、奥が滝になっています。マイナスイオンでてそう。


カップルや家族連れ、友達同士がみな、セルフィーのベストショットを求めてうろついています。


ボートを借りることもできます。白鳥が優雅に泳いでいるのを横目に、ぶらぶらと歩く我々。


花が咲き乱れ、美しいです。はー、心が癒される。

ざっと一周するのに1時間以上かかりました。ピクニックなんかに良さそうです。

そんなこんなで、公園とウマニ別れをつげて、キエフへの帰途についたのでした。
さて、これにてウーマニ訪問記終わり!マニアックな記事になってしまいましたが、ご容赦を!


(余談:ところで、調べたらウクライナ海軍のミサイル艇にも「ウーマニ」って名前のやつがあるそうです。)



ウクライナにおけるユダヤ関連情報に興味のある方は、以下の過去記事も良かったらご参照ください。
「バビ・ヤール」
キエフでのツアー情報なんかをチェックすると、ユダヤにゆかりのある場所巡りのツアーなんかもあります。


イスラエル訪問記も参考までにリンク残しておきます。
◆イスラエル旅行記
イスラエル訪問記①~地中海を臨むおしゃれ町、テルアビブ~
イスラエル訪問記②~3大宗教の聖地、いざエルサレムへ~
イスラエル訪問記③~エルサレム旧市街とパレスチナ、聖地巡り~
イスラエル訪問記④~ユダヤ関連あれこれ~





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ブルガリア訪問記②~バラの谷、カザンラクの街へ~

2017年07月21日

ブルガリアに飛んだ一番の目的は、バラ祭りに参加すること。
実は、ブルガリアでとれるバラは世界で流通するバラ香料の8割を占めているのです。
毎年6月の第一週には、その年のバラ摘み解禁を祝うお祭りが、バラの名産地である、バラの谷に位置する色んな街で開催されます。目ざとくもバラ祭りの情報を聞きつけた私は、祭りの中でも最大規模のカザンラクという街で行われるバラ祭りを目指して、ここまでやってきた訳です。


さあ、ソフィアを朝出発するバスに乗り込みます。朝ごはんは前日に購入しておいたヨーグルトとさくらんぼ。
左のは乳脂肪多めで、クリーミーなお味。右は強烈な獣臭のする羊のヨーグルトでした。右は私無理でしたが、母は「余裕」ともりもり完食していました。母はマジで何でも食べるフランス人なんです。臭豆腐も納豆も何でもござれ。もしかしたらシュールストレミングもいけるかもしれないね。



日帰りツアーに申し込みましたが、あらびっくり、参加者はほぼアジア系笑。シンガポール、台湾、中国、日本。

片道3時間の道のり、綺麗に舗装された道路を(EUの支援さまさまです)走ります。
ガイドさんが、ブルガリアはバルカン山脈が国土を南北に分割するように横断しているのだと説明してくれます。ご参考までに地図を。丸で囲んだ、緑色のエリアがバルカン山脈です。
文字は毎度のことですが、マウスで書いたんで、ちょっと汚いけどお許しください。



私、知らなかったんですが、バルカン半島のバルカンって、山の名前だったのですね。そして、バルカン山脈の中で、バルカン山は別に一番高い山って訳でもないらしいです。しかしながら、ブルガリアの人々にとって、バルカン山はアイデンティティの一つというか、心のよりどころの様な山なのだそうです。(日本人の富士山、アルメニア人のアララトでしょうか。)
バルカン山の写真は撮りそこねましたが、山脈の写真をぱしゃり。




走っていると、何台も馬車を追い越します。しかし、こんなにスピード出してる馬車は初めてでした笑(馬が全速力なの、小走りじゃなくて)。道路標識もちらほら「馬車注意」のマークが。



さー着きましたよー!
広大なエリアにつきました。入口の写真は撮ってません。忘れてた!


人ごみの方へ歩いていくと、民族衣装を着た沢山の人々が。それぞれの地方の民族衣装をきた人々が小さく丸くなってブースみたいなものを作っている。




食べ物を売ってるおばあちゃんたちもいた。食いしん坊の母娘ですから(食いしん坊は確実に遺伝)、勿論トライします。
バニツァ(写真左手前の丸い天板のやつ、パイ生地に、塩気の強いチーズとほうれん草を混ぜて焼いたもの)は文句なくおいしい!ビールが欲しい!スートラシュ(ライスプディング、ミニテーブルの手前に載ったプラスチックのカップに入ったやつ)はほのかに甘くて、うっすら獣の味だけど、おいしーい!乳製品好きにはたまらないラインナップです。

ライスプディングって、日本人には受け付けにくいんですかね。主食の米を甘くしているのが駄目とか苦手って人よく聞きます。(おはぎは??もち米だからいいの?)私も小さい頃は嫌いだったんですが、気付いたら好きになってました。フランスのRiz au laitのおかげ。


花の首飾りや花冠。お金を払うと、一つくれます。私は買ってませんが、インスタの写真を撮りたい女子たちがこぞって購入して、自撮りしていました。一帯バラのいい香りで包まれています。



記念撮影にも応じてくれるみなさま。中華系のおばちゃんたちが積極的に写真とってました。




やっぱりおじいちゃんが愛嬌たっぷりで、たまりません!!





お馬さんもドレスアップです。ぽんぽんかわいい。




バラ祭りは、参加者もバラの谷に入って、バラを詰む事が許されます。私も入ります。(お天気はギリギリ雨が降らない感じで、雲ぶあついですねー…)



子供たちはこのあとの、ダンスに備えてバラを摘んでいます。



カザンラクのバラは、シリアのダマスカスからきたローズ。
見た目はあんまり美しくないのですが、香りはぴか一です。頭にかざってみました。




谷から出てくると、ダンスが始まりました。円を描きながら、さきほど摘んだバラの花びらをかごの中からひとつかみ、舞い散らせながら子供たちが踊ります。


音楽は、東洋っぽさと西洋っぽさが混ざった、アップテンポなもの。ここでもオスマン帝国の影響を感じました。生演奏じゃないのが残念だったな。

最後の方は、祭り参加者たちも輪に加わって踊り始めます。





バラ祭りは数時間で終わり、祭りの空間を離れ、カザンラクの街に向かいます。
実はカザンラクには、世界遺産があるんですよ!世界遺産めぐりをゆるやかなライフワークとしている私は勿論訪問します。

ブルガリアには、紀元前からトラキア人と呼ばれる人々が暮らしていました。
このトラキア人、バルカン半島を中心に、高度な文明を築いてきた人々です。

今回訪問する世界遺産は、トラキア人の墓地、紀元前4世紀に遡るものだそうです。
墓地は小高い丘の上にあるので、階段を上っていきます。暑いです。



小さな入口です。墓地自体が小さいので、入場制限をしています。



中に一度に入れるのは4人です。かがまないと入れないような小さな石の空間になっていて、三角屋根の廊下のような空間を通っていきます。



廊下(?)を抜けると丸い部屋に出ます。ここが埋葬室です。天井部分には絵が描いてあるのですが、これはトラキア人の埋葬方法(慣習)を描いたものなのだそうです。彼らが非常に高度な文化を持っていたということが、この絵を見るとわかります。

左の写真の絵は、トラキア人の夫婦が手を取り合って、最期のお別れをしているところだそうです。



街は、一般家庭のお庭もバラで溢れていて、街道の並木にはぷりぷりのさくらんぼがなっていて、本当に素敵でした。

小さな街なんですけど、博物館もあって、トラキア人の墓地などから出土した数々の品物が展示されていました。それを見て、「紀元前にこんな技術があったのか…」と思わず嘆息するほど。食器とかアクセサリーとか、売ってたら普通に欲しいなって思うような、シンプルで、でも繊細で、ユニバーサルなデザイン。トラキア人の技術はそれほどに発展していたのだと学びました。

興味のある方は↓
イスクラ歴史博物館



民芸品の市場で、うっかり一目ぼれして、母に誕生日プレゼントして買ってもらいました!きのこの塩コショウいれ!お店のおじちゃんは英語×だったので、頑張って片言のロシア語でコミュニケーションとりました。




そんな感じでカザンラク訪問終了。またミニバンに乗って三時間かけて、ソフィアに帰り、翌日あの小さな小さなプロペラ機に乗って、キエフまで戻ってきました。

ブルガリア訪問記、これにておしまい。



本当は冬にクケリを見に行きたいんだけど、冬は直行便がないので、多分諦めます。機会があれば!どなたかレポートしてください!!



<<ブルガリア訪問記>>
ブルガリア訪問記①~旧共産圏の香り残る首都ソフィア~
ブルガリア訪問記②~バラの谷、カザンラクの街へ~(このページ)






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ブルガリア訪問記①~旧共産圏の香り残る首都ソフィア~

2017年07月14日
さて、またしても3連休がやってきたので、旅に出ます。
ある祭を見たくて、ブルガリアを目指します。本当は1人で行く予定だったのですが、母に話したら、「あ?そういえばフランスも、そこ3連休だったわ」ということで、またしても母と旅へ。

さて、キエフからブルガリアの首都、ソフィアまでは飛行機で1時間半強です。
冬は飛ばない、シーズナル便で南下します!



エアラインは、何々?んー、聞いた事ないぞ、「ドニプロ・アヴィア」…。ウクライナのLCCですね、はい。
空港に行って、搭乗ゲートまで行くと、バスに乗せられ、連れていかれたのは…。

うええええ、機体ちっちゃー!!!
 
ひええ、久々のプロペラ機です(バルティック・エアでラトビアに行って以来)。
しかしバルティックより更に小さい機体です。もしかしたら過去最小かも?

乗り込むと、更にちっちゃさを実感!左側が1席、右側が2席しかありません。
チェックイン時にカウンターで「窓側?通路側?」って聞かれたけど、窓側かつ通路側の1人席を頂きました笑。



ドニプロ・アヴィア、乗ってみたい方はこちらから↓
http://dniproavia.com/en/

LCCなのにサンドイッチもドリンクも無料で出たし、離発着前は飴もくれて、サービスは意外と悪くなかったですよ!


さて、あっさりと1時間40分で到着。私の着いたソフィア空港のターミナル、本当に何もないんですけど!?LCC用のオンボロ到着ターミナル、Wifiもなければ、売店もない…。母とは直接ホテルで待ち合わせなので、ひとまず空港を出ます。




街中につくと、「お、なんかキエフと似たり寄ったりなボロさだなあ(←失礼)」と嬉しくなる私。
 


更に嬉しかったのは、久々にモスクが見れた事!アザーンが聞こえるよろこび。
こちらはバーニャ・バシ・モスク。ちょうどラマダンの時期でしたので、夕方になると、イフタールの準備をしているところが、ちらりと隙間から見えました。

ブルガリアはトルコのお隣、そして約500年のオスマン帝国による支配を受けた国。それゆえ、トルコの文化がしっかりと根付いているんですね。



ホテルにたどり着くと、横には、”THE・共産主義”、みたいな建物を発見。
調べてみると、ブルガリアの共産党本部跡でした。通称「ラルゴ」だそうです。
おっとっと、どうやらすごいところに宿をとってしまいました。
 
ブルガリアはソ連には加盟しませんでしたが、一時期は共産主義政権でした。
それまで王政だったブルガリアは、1944年にソ連の侵攻を受け、共和制をとり、共産主義政権となりました(ペレストロイカが始まり、民主化要求の高まりを受け、1989年に崩壊)。

ぶらぶらと歩いていると、そこかしらに共産主義の余韻が見えますね。面白い。




無事に母と合流し、観光スタート。

まずはソフィアから車で20分くらいのところにある世界遺産、ボヤナ教会へ!
http://boyanachurch.org/


母フライト、またしてもディレイしたので(前回はオランダ旅行記ご参照)、焦りながら向かいます。気温は30度近く、タクシーはエアコンなし!汗だくで入口に到着。



この教会は、10世紀の後半~11世紀初頭頃に建てられたそうで、13世紀頃に増築された棟に描かれているフレスコ画が有名なのです。とても小さな教会なので、中に入るのは1回10人、10分まで。そして、有料です。

そしてなんと!入場券の購入に!5分間に合いませんでした!!!閉まってた!!
NOOOOOO!!

仕方ないので、教会の周りをお散歩だけしました。喧騒から離れた、緑豊かな、とても落ち着く場所でした。いつかリベンジしたいと思います。(見そびれたものが残念ながら他にもあるので。)


フレスコ画が気になる方は、こちらのサイトをチェックしてみてくださいね。



続いて、ソフィア市内中心部に戻ってきます。



こちらは、アレクサンドル・ネフスキー寺院。バルカン半島で最も美しい寺院、と称されるとか。ブルガリア独立の契機となった露土戦争で、命を落とした多くのロシア兵の慰霊を目的として建立された寺院だそうです(1912年に建設完了)。

一応入ってみたんですが、母も私もあんまり好みではなかったので、お金を払ってまで写真を撮影する気になれず、中の写真はありません。サーセン。でも外見はとても立派です。ソフィアのシンボルだと思います。



続いて、ソフィア大学。わたくしめの出身大学もソフィア大学なので(わかる方だけわかって頂ければ)、親近感を覚えて思わずパシャリ。ソフィアとは智恵のことですね。




聖ネデリャ教会。10世紀ごろに建てられたそうです。

個人的にはネフスキー寺院よりこちらの石造りの教会のほうが好みです。



こちらはソフィアの女神像。ネデリャ教会のすぐ傍にあります。
逆光で見えにくいかと思いますが、お顔と手がなぜかゴールド。





こちらは、アレクサンドル2世像。

なんでロシア皇帝の銅像がブルガリアにあるのかというと、アレクサンドル2世が、オスマン帝国に支配されていたブルガリアを解放したから、なんですね。
↑よーく見ると、手に書簡を持っています。これは、オスマン帝国への宣戦布告状なのだそうです。
ふんふん。露土戦争ですね。この辺の歴史、あんまり意識したことなかったですが、面白いですね。





翌朝は早い!ということで、スーパーに立ち寄り、朝食になるものを物色。
 
ブルガリア=ヨーグルト!!!

ヨーグルトコーナーが圧倒的な充実ぶりでした。しかもカップが巨大。日本みたいな小さなカップなんてないんです。そして、巨大だけど安い!(0д0;)
母のガイドブック曰く、ブルガリアのヨーグルトの標準サイズは400gだそうです。それより小さいのは確かになさそう…。

確かに街中にも、巨大なヨーグルトドリンクのボトルを手に持って、飲み歩きしている人が…(ウクライナならこれはビールなんですけど)。さすがブルガリア。ヨーグルト大国。


と言うわけで、ヨーグルトとさくらんぼを購入して、スーパーを出ます。
(ヨーグルトの食レポは次回)




夕飯は、正統派ブルガリア料理を食べよう!ということで、こちらのレストランへ。
http://magernitsa.com/en/

ここの素晴らしいのは、お料理は勿論なんですけど、内装!か、かわいいいいいー!!


中では本物のスープがぐつぐついってました。



ブルガリアワインと前菜盛り合わせ。
ブルガリアではトラキア人の時代から葡萄を栽培していたそうで、美味しいワインが有名です。
左写真のバターみたいなのは、不思議。どうやら小麦粉が練りこんであるらしく、ちょっともっちりしている。ガーリックやハーブ、スパイスが効いていて、パンに塗るとよくあう。

前菜はスィレネ(フェタチーズみたいなチーズ)、生ハムやサラミ、ナスやパプリカのサラダやヨーグルトを使った前菜等、飽きないし、バリエーションも豊かです。やっぱりトルコっぽさは感じるけど。


メインはラムのシチューみたいなのを頼んでみました。ウクライナにはないタイプの料理なので、それだけでとても嬉しいです。




そんな感じで、ソフィアの見所紹介終わり。次は私の夢を叶えにいった話を。




<<ブルガリア訪問記>>
ブルガリア訪問記①~旧共産圏の香り残る首都ソフィア~(このページ)
ブルガリア訪問記②~バラの谷、カザンラクの街へ~



<<拍手のお返事>>
>T氏
A家はたらい回しの駐在生活をエンジョイしているようでした:)





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そういう趣味はないという話

2017年07月08日



いくら物好きだからって、私は臭いものハンターじゃないよ!!笑
あと、キビヤックの方が、見つけ出すのが大変そうだね!


ちなみにシュールストレミングは、臭気をはかる単位、”アラバスター”で8070と、世界の臭い食べ物の中でもダントツに臭いそうです。くさやは1267ですって。
詳細はWikiの「臭い」の項目をご参照ください笑。



先日、A家に会いにスウェーデンに行ってきました。(A家については色々ネタがあるので、過去ログを見て頂くか、また時間をみつけてリンクを追記します。)

いつかシュールストレミングを食べてみたい、というのが私の沢山ある「死ぬまでにやりたいこと」の一つだったのですが、ダメ元で「食べたい」と言ったら、完璧な準備してくれたA家、ありがとう。
試食レポートは、また別記事にて、溜め込んでる記事を書き終わったらアップします。


ところで、キビヤックを知らない方は、こちらをどうぞ。個人的にはシュールストレミングよりやだ。
イヌイット驚きの発酵料理「キビヤック」





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キエフおしゃれカフェ巡り④

2017年06月21日
人知れず続けております。たまに、キエフに遊びに来た人にもつき合わせています。
16軒目~20軒目。


16. YELLOW PLACE / Мечникова, 9
https://www.facebook.com/YellowPlaceKiev/

高級スーパー、GOOD WINEの中にあります。スーパーたまに利用するので、前を通るんですが、いつも割りと混んでいるかも。


あんまり期待はしていなかったんですが、さすが高級スーパーの中にあるだけあって、味は確かでした。少し酸味もありつつ、しっかりと豆の味わいがわかる、美味しいコーヒーでした!!

・コーヒーの風味:★★★★★
・店の雰囲気  :★★(高級スーパー併設)
・カプチーノ  :55グリブナ(約240円)







17. COFFEE IN ACTION / Nyzhniy Val, 51
https://www.facebook.com/coffeeinaction1

場所がわからなくてウロウロしてしまいましたが、オフィスビルの中にありました。とても細い小さな空間に作られたカフェです。


小さいけれども、インテリアがコーヒー関連の雑貨もりだくさんでなんとも素敵。


カプチーノとおやつのブラウニー。カプチーノは割りとコーヒーの風味強め、酸味ありで美味しいです。ブラウニーもしっとりボリューミーでGoodでした。好み!

・コーヒーの風味:★★★★
・店の雰囲気  :★★★(オフィスビル併設)
・カプチーノ  :47グリブナ(約200円)







18. Milk Bar / 16, Shota Rustaveli str.
http://milkbar.com.ua/en

ここは、大使館女子一押しの「キエフで一番おしゃれなカフェ」と称されるカフェ!ガイドブックを買う前から、この私でも何度か訪問した事があります。
ブリュッセルから可愛い大学の後輩が遊びに来たので、失望させるまい!と思って、このキエフで一番おしゃれなカフェでブランチすることにしました。


店員さんの制服がパジャマ!かわいい。


店内はこんな感じ。夏はテラス席も気持ちいいです!外国人も多いです。


そしてMilk Barはスイーツも豊富で美味しいんですよー。いまいちなスイーツが多いキエフでは(失礼)とても貴重!!


私はいつものカプチーノ、後輩はアイスコーヒーのフレッシュイチゴフレーバー。
カプチーノ、朝にぴったり、ガツンとカフェイン、コーヒー多めのカプチーノです。
おしゃれ追求で味は微妙かな?と疑って失礼しました。美味しいです。


ここで朝ごはんは初。卵とハーブのポレンタを注文。後輩はポーチドエッグ(写真なし)。なんて優雅でおしゃれな朝ごはん・・・!

・コーヒーの風味:★★★★
・店の雰囲気  :★★★★★
・カプチーノ  :45グリブナ(約190円)






19. Миндаль Coffee Room / Hoholivska vulytsia 1-3
https://www.facebook.com/Миндаль-Coffee-Room-1539382966329653/

店名のМиндаль (Mindal) とはアーモンドを意味するそう。以前、前を通りかかって気になっていた、小さなカフェです。この奥まってる感じがなんか良いんですよね。



店内はこんな感じ。このサイズ感にしては、メニューが割りと豊富です。



今回のカプチーノはこんな。マイルド系、泡はプチプチ気泡系です。

・コーヒーの風味:★★★
・店の雰囲気  :★★★★
・カプチーノ  :37グリブナ(約160円)







20. Cuba Coffee / вул. Червоноармійська (Velykaya Vasilkivska) 36 
https://www.facebook.com/cuba.cofee.kiev/

アーケード前に置かれた青い看板がめじるし。くぐると小さなカフェが(写真ブレブレですみません。)


店内はこじんまりしていて、あたたかい感じ。ちょっと古本屋さんとか思い出す。
席はカウンターしかないです。夏は外にもカウンター席が登場。


肝心のコーヒーはこんな。ふむ。悪くないです。マイルドすぎず、午後の1杯としては丁度良い濃さです。今日はおやつに「レモンエクレア」を注文してみました。エクレアもいけてます!(この国、デザートが微妙だなーと思うことが多々あるのですが、このエクレアは甘すぎず、レモンの酸味でスッキリしていて◎です。)

・コーヒーの風味:★★★★
・店の雰囲気  :★★★
・カプチーノ  :24グリブナ(約100円)




◆おまけ
↓↓↓コーヒーガイドに載っていたものの閉店したと思われる↓↓↓
Собака съела голубя / Bessarabska pl.
Bean to Bean / Saksaganskogo st., 101



<<拍手のお返事>>
>N子
徹底した事前予約のしてなさ笑。ほんとそれ。二人ともその時期忙しくて全くガイドブックも読まず、予習もせず挑んだんだよね…次は予約してからいくよ…。
ほんと、また4人で旅したい!早く帰任になりますように!!


<<キエフおしゃれカフェ巡り企画>>
その① / その② / その③ / その④(このページ)/ 






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