衝突から2年〜Heroes of Heavenly Hundred 〜 便りがないのは良い便り~Pas de Nouvelles, Bonnes Nouvelles~ 忍者ブログ

衝突から2年〜Heroes of Heavenly Hundred 〜

2016年02月20日
2年前の今日、キエフでは市民と政府側の衝突が激しくなり、マイダン革命は流血事態となりました。以来、この日は「Rememberance day of Heroes of Heavenly Hundred」として、この革命で犠牲になった「英雄」達を追悼するイベントが開かれています。



広場から大統領府に向けて突き進む革命派と、それを食い止めようとする政府側の衝突。
ここは最も衝突が激しかったInstitutskaya通り。





燃やされた会館はまだ修復工事が終わっておらず、白幕が覆いかぶされ当時の衝突の様子が映し出されていました。


Institutskaya通りを登ったところには、犠牲になった「英雄達」の写真が並んでいます。


最近、このマイダン革命について、二つのドキュメンタリーが発表されました。

一つ目は、「Winter On Fire」(Netflixを契約の方はぜひご覧ください)。
今年のアカデミー賞ドキュメンタリー部門にもノミネートされています。視点は我々日本人にも馴染みが深いもので、欧米・市民側の視点にたち、暴力的な独裁政府、それにやとわれた特殊部隊に立ち向かう市民という描かれ方。


他方、市民側のなかには実は極右的で革命をエスカレートさせる人・集団が少なからずいて(これは実際にそう)、その横暴にフォーカスをあてたのが、フランスのドキュメンタリー「Les masques de la revolution」。いわゆる「オデッサの虐殺」(親露派が逃げ込んだ労働組合会館に革命派が火を放った)にも焦点が向けられています。


後者はフランスで放映されるにあたって、駐仏ウクライナ大使館がロシアのプロパガンダにのせられていると非難し、放映の中止を求めていました。

我々は当時キエフにはいなかったので、「真実」はわかりません。
否、その当時いた方でも、どの側面を見て、誰と話すかによって見え方はまったく異なってくると思います。まさにウクライナ国民もそうなのですから。

これだけの血が流れたにもかかわらず、現在もウクライナは経済面だけでなく政治面でも危機的状況。革命を受けて成立した政府の人気も今やガタ落ち。政治への不信は高まる一方で、改革派の大臣や政府高官が現政権の旧態依然とした既得権益の壁にぶつかり辞任。先日は、最終的に否決されたものの内閣不信任決議が出されたりと、状況は一向に改善していません。また市民の怒りが爆発し、同じ惨劇を繰り返さないことを祈るばかりです。


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