ご近所で暗殺未遂... 便りがないのは良い便り~Pas de Nouvelles, Bonnes Nouvelles~ 忍者ブログ

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2024年04月25日
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ご近所で暗殺未遂...

2015年11月05日
嫌なニュース。

Ukraine prosecutor Viktor Shokin 'targeted by sniper' (BBC. Nov 3, 2015)


前から書いていますが...

キエフは普通に暮らしていればそこまで危険な街ではありません。


ただ、マイダン革命からまもなく二年が経とうとしていますが、経済状況も一向に改善せず、人々は政治に対する不満をかなり抱いており、社会が不安定であることは間違いありません。

そんななか、家から徒歩10分ほどの場所で銃撃事件が起きました。狙われたのは、検事総長のオフィス。ここ、ダンナの散髪屋の帰り道にあり、かつて日本人の友人が住んでいた家の横の横です。最近なにかと批判にさらされている検事総長を狙ったものらしく、三発打ち込まれたようです。幸い、防弾ガラスのおかげで死者もケガ人もいないようですが、オフィスは住宅街の真ん中にあるため一歩間違えれば大惨事。犯人も捕まっていないし、犯行声明もでていないようです。

事件直後のライブ・ニュース映像。映像でみるとこの街がいかに暗いかもよくわかる。



政府は「反腐敗・反汚職」を掲げて改革を進めているとしていますが、ポロシェンコ大統領に近いこの検事総長はそれに真剣に取り組んでいないということで、最近辞職を求めたデモが頻発していたようです。

他方、最近ニュースを賑わしているのが、今年できた「Ukrop」という新政党のリーダーの汚職容疑。Ukropに資金提供しているのは、元ドニプロペトロウシク州知事で超大金持ち(新興財閥)のコロモイスキー。氏は昨年来ポロシェンコ大統領との間で見えない権力闘争をしているようで、今回の件も政府側(ポロシェンコ側)の政治的動機による「潰し」のひとつという見方もあるようです。権力闘争が激しくなると社会の緊張感も高まるので注視する必要がありますね。






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