ウクライナを舞台にした映画たち 便りがないのは良い便り~Pas de Nouvelles, Bonnes Nouvelles~ 忍者ブログ

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2024年04月18日
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ウクライナを舞台にした映画たち

2015年12月12日

めずらしく4コマでなく文章をかいております、奥様です。

日本人にとって、ウクライナって正直身近じゃないですよね。。。
と言うわけで、身近に感じてもらえるような、ウクライナを舞台にした
映画をいくつかご紹介したいと思います!(奥様のいらない5段階評価つき!)
 
 ①ひまわり(原題:I Girasoli)
奥様の評価:★★★★
ダンナの過去記事でも触れられていますね。ソフィア・ローレン主演、名作中の名作です!
第二次世界大戦によって、引き裂かれたカップルの悲しい物語です。
奥様は最後の、延々と続くひまわり畑を電車で横切るシーン、泣きました。
好きでも、忘れられなくて、お互いを思いあっていても、上手くいかないことがあるんですね。音楽も素晴らしいです。ぜひ、まだ未見の方は、お時間あるときに御覧下さい。
  
②僕の素敵なコレクション(原題:Everything is illuminated)
奥様の評価:★★★★★
ウクライナからアメリカに移住したユダヤ人の祖父を持つ主人公(イライジャウッド主演)が、自身のルーツを探るため、ウクライナを訪問し、ウクライナ人ツアコンの祖父と孫(と1匹の犬)と共に地図から消えてしまった村を探す旅に出るストーリー。原作の小説は米国でベストセラー。
ウクライナ赴任になると知るずっと前に見て、とても気に入ったのですが、舞台がウクライナだった事はすっかり忘れて、赴任時にふと思い出して買いました。こちらも豊かに広がる畑、特にひまわり畑が印象的です。この映画を見て、ウクライナは多くのユダヤ人を抱え、 WW2で最もホロコーストの深刻な国だった、という事を学んだのでした。
どこかユーモラス、シュールで、そして切ない。大好きな映画の一つです。
 
 ③戦艦ポチョムキン(原題:Battleship Potemkin)
奥様の評価:★★★
セルゲイ・エイゼンシュテイン監督の映画。共産主義的プロパガンダ映画と言われる。
1905年にオデッサで起きた、「戦艦ポチョムキンの反乱」を描く。Wikipedia先生引用:
この映画で最も印象的とされるのは「オデッサの階段」と言われる約6分間の
場面で、「映画史上最も有名な6分間」と言われる。特に撃たれた母親の手を
離れた乳母車が 階段を落ちていくシーンは、
ブライアン・デ・パルマ監督の
アンタッチャブル』などの映画でも引用されている。だが史実によると
「オデッサの階段での虐殺事件」というものは存在しない。

YouTubeでも見れるので、良かったらどうぞ。特に有名な6分間(51分~頃)は必見。
映画史的に非常に重要な作品、だそうです。

 ④Cerise
奥様の評価:★ 
日本語版は多分出ていないフランス映画。グレちゃった高校生の女の子、Cerise (スリーズ、さくらんぼの意)ちゃんに愛想をつかした母親が、ウクライナで仕事をしている別れたダンナの元へ、彼女を送り出す。しかし、ロシア語も話せない、レーニンの名前も知らない彼女がたどり着いた初めての旧ソ連でマイダン革命に 巻き込まれる!!という、まあ駄作ぽいねとダンナと言いながら買ってみたDVD。
革命時に火の手があがるフレシャーチクを歩くシーン、合成なのが分かりやすすぎて笑った。しかもなんか、無理やり恋と社会派を詰め込んだ感じ。見事なるDASAKU(万一お好きな方がいたらスミマセン)。
 
おまけ
 ⑤屋根の上のバイオリン弾き(原題:Fiddler on the Roof)
奥様まだ見てません。どこかでゲットしたいです。こちらも、政情不安と恋を描く
作品のようですが、多分前述Ceriseよりはずっと深そうですね。楽しみ。
また、②同様、ユダヤ人追放を描いた悲しい作品のようです。

ウクライナには悲しいユダヤ人迫害の歴史があります(「ポグロム」と呼ばれます)。
私にはユダヤ人のおばさんがいるのですが、彼女がキエフに遊びに来た際に、ユダヤスポットツアー@キエフを開催しましたので、その内このブログでも書きたいと思います。


<<拍手のお返事をここで>>
Yさん、
政情不安ではありますが、キエフは比較的安全ですよ!(息子さんがどちらに
行かれるかによりますが。。。)日本ではあまり情報が入ってこない国なので
不安に思われるのもよく分かります。が、人はとても優しいですし、自然や
文化の豊かな国です。少しでも安全材料を提供できれば良いのですが。。。笑。


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