アルメニア旅行記②〜イェレヴァンあれこれ〜 便りがないのは良い便り~Pas de Nouvelles, Bonnes Nouvelles~ 忍者ブログ

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2024年04月24日
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アルメニア旅行記②〜イェレヴァンあれこれ〜

2016年05月21日
イェレヴァン、正直市内にはあまり見るものがありません。でも「観光スポットがない=つまらない」という図式はおかしいと思うのです。アルメニアのような元々イメージがない国は、ただ歩くだけで楽しい。現地のお店、レストラン、人々の生活風景...これを見て何かを感じたいんです(笑)

さて街ぶら開始。ホテルから出てすぐに見えてきたのが、オペラ。世界中のオペラを見てきたので、正直この建物をみて感動することはありません。でも、このなかにディスコ・クラブが入っているのは衝撃です。しかも何やらソ連スタイルの匂いがぷんぷん。



アルメニアで一番の繁華街。目貫通りの「ノーザン・アベニュー」。ブランド・ショップも並びますが、大した数ではありません。朝昼と人もぱらぱら。さすがに夜はおしゃれな若者で賑わっていましたが。

さてここにはSimカードを買いに来ました。こちらのSIMカード、過去最高に安い。正確な値段は忘れてしまいましたが、数百円で三日間インターネット&電話し放題。激安のウクライナより安い。安すぎてちょっと心配になります。こういうところから現地の物価が見えてきます。


しかもアルメニアはウクライナと違って、すでに「4G・LTE」が導入済み。多くの広告を見かけたので恐らく最近導入されたものと思われますが、それにしても進んでいる。



ビール、こちらも激安ですが、結構おいしかった。
ビールは日本じゃないと、ドイツじゃないと、アイリッシュじゃないとといいますが、
最近思うのはローカルビール、安いのに意外にもうまいやん!ということです。単に面白いだけではなく。単に興味からだけではなく、イケてるのです。ちなみにアルメニアのスーパーには、キエフのスーパーであまりみかけない、アサヒスーパードライが置いてありました。すごい。


そして水飲み場。これだけだと意味不明ですが、街のいたるところに出しっぱなし(蛇口がそもそもない)の水飲み場があります。でも衛生的でないし、誰も飲んでないやろ〜と思って眺めていると若い女性や子供、そして老人まで皆飲んでいる。この国は、水が豊富なのか。山があるからなのか。そしてなぜか知りませんが、日本やウクライナにいるときよりものどが乾く気がします。試してみましたが、冷たくておいしかったですよ。でも出しっぱなしというところがすごいです。



で、散歩を続けていると、出ましたブルーモスク。
ものすごく綺麗。前回の投稿にも書きましたが、アルメニアは世界ではじめてキリスト教を国教にした国です。ですから隣国はイスラム教が多数の国でも、ここはキリスト教がマジョリティ。
18世紀に建築され、ソ連の宗教弾圧により活動を停止したこのモスクは、アルメニアの独立後、イランの支援でリノベされたそうです。
 

お祈り時間を外したからでしょうが、警備もそれほど厳しくなく外から内側を覗くことができます。


そして夜は偶然発見した「ソ連ハウス・カフェ」。看板が外にでているのですが、カフェ自体はアパートのなかにあります。すっかりソ連文化にハマっている(!?)奥様が「行こう、行こう」というので、恐る恐るアパートのベルを鳴らします。中からイケてる感じのお兄ちゃんが出てきました。

店内ではラッキーなことに生演奏中。でも、それを聴くお客さんの注目は、突然入ってきた怪しいアジア人に向けられます。。そんな我々って希少なのか!?席についてもずっと見てきます(笑)店員さんは、「なぜ俺らの店を知っていた?」と聞いてきましたが、「いや、あんたら前にめちゃデカい看板出してますやん」と突っ込んどきました。





メニューは、ソ連共産党のファイルをイメージしている感じ。


なんか不思議なことにものすごいリラックスできます。ソ連時代のアパートを再現した店内。
小さいのですが、現地の若者がだらけに来ているという感じです。

それにしてもこの店に限らず気づいたことが。皆、英語がかなりできる。上述のSIMを買った携帯会社の窓口のおばちゃんも、他のレストランもキエフよりも英語ができる印象。アルメニアはロシアの影響をかなり受けており、ロシアとも同盟国です。もちろん街なかにはアルメニア語以外にロシア語も溢れかえっていて、人々も普通にロシア語を話します。だから英語は通じないと勝手に思っていました。ところがどっこいです。「ヨーロッパ」の仲間入りしたいウクライナよりもできるとは。もちろん首都だからというのはあるでしょう。でも首都でも英語が通じないところは結構あるのです。さてオリンピックを控える日本、東京はどうかな?

そんなことを考えながら、コニャックをちびちび飲んでいました。




あ、アルメニアといえばコニャックですからね!ということで、今度の記事は、有名なコニャックメーカー「アララト」の工場見学についてです。


◇アルメニア旅行記
アルメニア訪問記①~エチミアジンの世界遺産群~
アルメニア訪問記②~イェレヴァンあれこれ~
アルメニア訪問記③~アララト工場~
アルメニア訪問記④~もう一つの世界遺産~
アルメニア訪問記⑤~最終編:アルメニア・ジェノサイド・ミュージアム~


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