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2024年11月22日
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アルメニア旅行記①〜エチミアジンの世界遺産群〜
2016年05月20日
さて、ゴールデンウィーク後半戦。こちらは、5月9日が戦勝記念日で休みです。
今回の行き先は、南コーカサスの1つ、アルメニアです。
アルメニアってどこやねん。私達もキエフに来るまではそう思っていました。
が、今年1月にグルジアのトビリシに行って、隣国のアルメニアが良いという話を聞いて、次はアルメニアの首都イェレヴァンと決めておりました。
ということで、アルメニアは、黒海とカスピ海の間にある内陸国です。隣には、トルコ、アゼルバイジャン、グルジアがおり、かつてソ連を構成する1つの国でした。でもアルメニアはトルコとは歴史問題で、アゼルバイジャンとはナゴルノ・カラバフという地域をめぐってもめています。ちょうど4月初頭に、停戦後はじめてナゴルノ・カラバフ紛争が再燃したので、いけるか不安に思っておりました。でも、首都情報をみるとそんな悪くなさそうなので、行ってまいりました。キエフから約2時間半で到着。いつもどおり、夜便・深夜着便があるので、奥様も仕事帰りに出発できるわけです。
まず初日は、またまたレンタカーを借り、「エチミアジン」という都市へ向かいました。欧州系のレンタカーショップもありますが、我々が利用したのはホテルに紹介してもらった地元系。手続きはカンタンで、奥様いわく道路も運転しやすかったようです。
イェレヴァンからエチミアジンまでは約30分ほど。途中、いきなり世界遺産が出てきます。
ズヴァルトノツの教会跡です。アルメニアは世界ではじめてキリスト教を国教にした国です。7世紀に建てられ、地震で崩壊したあと、ローマ遺跡のようなかたちで今の状態で残っています。
そしてエチミアジンまで到着すると、その中心にはエチミアジン大聖堂があります。こちらはアルメニア正教会の総本山。世界最古の公式教会です。建物は残念ながら工事中ですが、美しいファサードは見ることができました。教会タイル好きの奥様も相当気に入っていたようで、カメラをカシャカシャ。この日は休日だったので、教会に訪れる地元の人でイッパイです。敷地はものすごく広く、このなかに公園、神学校などもあります。
そしてこの街周辺には関連する大量の教会があります。
こちらは、聖ガヤネ教会。まわりには普通の住宅があって、地元の人に聞きながら、突然現れた教会。明らかに他の正教会と教会のスタイルが違います。
ショガカト教会。こちらは非常にシンプルな教会で、街・地区の教会という雰囲気です。
教会の前には、アルメニアのパン「ラバシュ」屋さんが。窓から「作っているところを撮影させて〜」とお願いすると笑顔で「もちろん」と。なんかこの国、笑顔が素敵な方が多い気がします。
そして聖フリプシメ教会。
DTACの情報によると
「618年に建造された、アルメニア初期の代表的な教会建築です。ここにはキリスト教化前のアルメニアで、異教徒であったローマ帝国ディオクレティアヌス皇帝からの求婚を拒んで殉教した、聖フリプシメが祀られています。聖フリプシメの惨殺を命じたアルメニア国王はその報いで重い病にかかり、先にキリスト教に改宗していた妹の忠告を聞き入れ、長年牢につないでいた聖グレゴリウスを解放。さらに、キリスト教を国教として受け入れ、建設したこの教会の地下墓地に聖フリプシメの亡骸を葬ったと伝えられています。教会は7世紀になってから完成しました。」ということです。
ここでは結婚式が開かれていました。世界で最も美女が多い国としても知られるアルメニア。新婦さんも周りの友達もお美しい方が多かったですよ、噂に違わず。
エチミアジン周辺の世界遺産群は全て見尽くしたので、遠回りしてイェレヴァンへ戻ります。
イェレヴァン周辺だけかもしれませんが、ウクライナよりも道路がきちんと舗装されている印象。途中、牛さんの渋滞に巻き込まれますが、
パッと窓の外をみると、こんな美しい山々に囲まれています。
途中から土砂降りになってきましたが、エチミアジンから北に30分ほど車を走らせると、イェグバードという街に出ました。セント・ホーリ・マザー・オブ・ゴッドチャーチ。なぜかGoogle Mapではここだけ英語名で出てきます。かなり大きそうなので行ってみたら、意外と小さくて拍子抜け。地元っ子からは、なぜにこんなところにアジア人!?みたいな顔でジロジロ。滞在5分で撤収(笑)
そして途中、偶然出会った街の地元感満載のカフェ(子供たちの誕生日会開いてた)で休憩して、ボぉーっとアルメニア人のなんとなくの生活風景を見て、再出発。最後は聖ホヴァネス教会。こちらは結構近代的で、またもや拍子抜け。というか古い教会を見過ぎたせいでしょうか、感覚が麻痺してきています。
で、イェレヴァンに夜19時ごろに戻ってきました。こちらもキエフと同様、まだまだ明るいです。今日は、「The Yerevan」な場所「カスケードコンプレックス」のみ。階段を登って、頂上から景色を楽しみにしていたのですが...
雨はあがったものの生憎の曇り空で、アルメニア人の心「アララト山」は見えず。明日以降に期待をふくらませるのです。
ようやく日も沈んできたので、待ちに待ったご飯!
この日の前日が、我々夫婦の二年目の結婚記念日!ということで、それなりにちゃーんとしたアルメニア料理レストラン「Dolmama」に行きましたよ。全部まじでうまかった!
◇アルメニア旅行記
アルメニア訪問記①~エチミアジンの世界遺産群~
アルメニア訪問記②~イェレヴァンあれこれ~
アルメニア訪問記③~アララト工場~
アルメニア訪問記④~もう一つの世界遺産~
アルメニア訪問記⑤~最終編:アルメニア・ジェノサイド・ミュージアム~
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今回の行き先は、南コーカサスの1つ、アルメニアです。
アルメニアってどこやねん。私達もキエフに来るまではそう思っていました。
が、今年1月にグルジアのトビリシに行って、隣国のアルメニアが良いという話を聞いて、次はアルメニアの首都イェレヴァンと決めておりました。
ということで、アルメニアは、黒海とカスピ海の間にある内陸国です。隣には、トルコ、アゼルバイジャン、グルジアがおり、かつてソ連を構成する1つの国でした。でもアルメニアはトルコとは歴史問題で、アゼルバイジャンとはナゴルノ・カラバフという地域をめぐってもめています。ちょうど4月初頭に、停戦後はじめてナゴルノ・カラバフ紛争が再燃したので、いけるか不安に思っておりました。でも、首都情報をみるとそんな悪くなさそうなので、行ってまいりました。キエフから約2時間半で到着。いつもどおり、夜便・深夜着便があるので、奥様も仕事帰りに出発できるわけです。
まず初日は、またまたレンタカーを借り、「エチミアジン」という都市へ向かいました。欧州系のレンタカーショップもありますが、我々が利用したのはホテルに紹介してもらった地元系。手続きはカンタンで、奥様いわく道路も運転しやすかったようです。
イェレヴァンからエチミアジンまでは約30分ほど。途中、いきなり世界遺産が出てきます。
ズヴァルトノツの教会跡です。アルメニアは世界ではじめてキリスト教を国教にした国です。7世紀に建てられ、地震で崩壊したあと、ローマ遺跡のようなかたちで今の状態で残っています。
そしてエチミアジンまで到着すると、その中心にはエチミアジン大聖堂があります。こちらはアルメニア正教会の総本山。世界最古の公式教会です。建物は残念ながら工事中ですが、美しいファサードは見ることができました。教会タイル好きの奥様も相当気に入っていたようで、カメラをカシャカシャ。この日は休日だったので、教会に訪れる地元の人でイッパイです。敷地はものすごく広く、このなかに公園、神学校などもあります。
そしてこの街周辺には関連する大量の教会があります。
こちらは、聖ガヤネ教会。まわりには普通の住宅があって、地元の人に聞きながら、突然現れた教会。明らかに他の正教会と教会のスタイルが違います。
ショガカト教会。こちらは非常にシンプルな教会で、街・地区の教会という雰囲気です。
教会の前には、アルメニアのパン「ラバシュ」屋さんが。窓から「作っているところを撮影させて〜」とお願いすると笑顔で「もちろん」と。なんかこの国、笑顔が素敵な方が多い気がします。
そして聖フリプシメ教会。
DTACの情報によると
「618年に建造された、アルメニア初期の代表的な教会建築です。ここにはキリスト教化前のアルメニアで、異教徒であったローマ帝国ディオクレティアヌス皇帝からの求婚を拒んで殉教した、聖フリプシメが祀られています。聖フリプシメの惨殺を命じたアルメニア国王はその報いで重い病にかかり、先にキリスト教に改宗していた妹の忠告を聞き入れ、長年牢につないでいた聖グレゴリウスを解放。さらに、キリスト教を国教として受け入れ、建設したこの教会の地下墓地に聖フリプシメの亡骸を葬ったと伝えられています。教会は7世紀になってから完成しました。」ということです。
ここでは結婚式が開かれていました。世界で最も美女が多い国としても知られるアルメニア。新婦さんも周りの友達もお美しい方が多かったですよ、噂に違わず。
エチミアジン周辺の世界遺産群は全て見尽くしたので、遠回りしてイェレヴァンへ戻ります。
イェレヴァン周辺だけかもしれませんが、ウクライナよりも道路がきちんと舗装されている印象。途中、牛さんの渋滞に巻き込まれますが、
パッと窓の外をみると、こんな美しい山々に囲まれています。
途中から土砂降りになってきましたが、エチミアジンから北に30分ほど車を走らせると、イェグバードという街に出ました。セント・ホーリ・マザー・オブ・ゴッドチャーチ。なぜかGoogle Mapではここだけ英語名で出てきます。かなり大きそうなので行ってみたら、意外と小さくて拍子抜け。地元っ子からは、なぜにこんなところにアジア人!?みたいな顔でジロジロ。滞在5分で撤収(笑)
そして途中、偶然出会った街の地元感満載のカフェ(子供たちの誕生日会開いてた)で休憩して、ボぉーっとアルメニア人のなんとなくの生活風景を見て、再出発。最後は聖ホヴァネス教会。こちらは結構近代的で、またもや拍子抜け。というか古い教会を見過ぎたせいでしょうか、感覚が麻痺してきています。
で、イェレヴァンに夜19時ごろに戻ってきました。こちらもキエフと同様、まだまだ明るいです。今日は、「The Yerevan」な場所「カスケードコンプレックス」のみ。階段を登って、頂上から景色を楽しみにしていたのですが...
雨はあがったものの生憎の曇り空で、アルメニア人の心「アララト山」は見えず。明日以降に期待をふくらませるのです。
ようやく日も沈んできたので、待ちに待ったご飯!
この日の前日が、我々夫婦の二年目の結婚記念日!ということで、それなりにちゃーんとしたアルメニア料理レストラン「Dolmama」に行きましたよ。全部まじでうまかった!
◇アルメニア旅行記
アルメニア訪問記①~エチミアジンの世界遺産群~
アルメニア訪問記②~イェレヴァンあれこれ~
アルメニア訪問記③~アララト工場~
アルメニア訪問記④~もう一つの世界遺産~
アルメニア訪問記⑤~最終編:アルメニア・ジェノサイド・ミュージアム~
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