ジョージア旅行記:洞窟都市(ウプリスツィ)とスターリン博物館(ゴリ) 便りがないのは良い便り~Pas de Nouvelles, Bonnes Nouvelles~ 忍者ブログ

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2024年11月22日
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ジョージア旅行記:洞窟都市(ウプリスツィ)とスターリン博物館(ゴリ)

2016年01月23日
トビリシから一日で回れるツアーに参加しました。

キエフと違って、街なかで簡単に「ツアー会社」が見つかります。プラハもそうだったので「グルジア、観光客迎える態勢整っているやん!」と思った次第。

グルジアはコーカサスの小さな国ですが、歴史・文明的に古い街やビーチやスキーなど季節のレジャーを楽しめる地域を有しています。

今回は「ゴリと世界遺産」を巡るツアーに参加しました。朝10時集合、夕方6時解散。英語のガイドもついて一人2000円程です(安!)。ツアー参加者は、英語ペラペラのロシア人家族とインド人カップル、そして単独のロシア人女性です。

まずは、トビリシから最も遠い「ウプリスツィ(Uplistsikhe)」へ。
遠いと言っても1時間半です!

ここは古代の洞窟都市。王や王妃の部屋、劇場、監獄、ワインセラーなどの跡地や教会があります。紀元前から存在しますが、9-11世紀に最も栄えたそうで、その後13世紀にモンゴルによって破壊され、この都市機能の重要性は下がっていったとか。遺跡の多くは1920年の地震で被害を受け
たみたいだけど、それにしてもよく残っている。岩を削ってできたかつてのイベリア王国の中心地です。


愛らしい犬がガイドしてくれます(本当にガイドのようについてきてくれます笑)


この岩を乗り越えて頂上までやってきました。そこにはグルジアの大地が!


いかにここが急かがわかる写真。でも息を呑む美しさ。


こんなところに教会が!「神聖な道」を通って、当時の人々はここに通っていたのかね。




続いては、グルジア第二の都市ゴリ市内へ。

ゴリは言わずと知れた、ヨシフ・スターリンの生まれ故郷。スターリンという名は「鉄鋼の人」を意味し、本名はジュガシヴィリ。小さい時は「ソソ」と呼ばれていました。

夫婦でスターリンの伝記である横手慎二『スターリン:非道の独裁者の実像』を読んでいったので、博物館では想像が膨らみます。

ツアーのなかでは私達のみ博物館に参加していて、他の客からは怪しいと思われたことでしょう...でもゴリといえば!ですからね。皆さんが昼食をとっている間、前のめりでみてきました。


市内に入ると、いきなりスターリンの顔が!ここは博物館前のスーパー兼お土産屋さん。


ソソが生まれ育った家


レーニン像はよくみかけますが、スターリン像は珍しい。
最近までゴリには別にスターリン像があったそうですが、いつのまにか撤去されたらしい。


幼少期から振り返る。説明は淡々と事実関係のみ。評価は下されていない。
この町の人にとってスターリンの評価は難しいでしょう。ある意味「偉大な」人物を輩出しながらも、ソ連に「占領された」という史観のようですから。さらに現代的には、昨今スターリンの再評価がなされるロシアとは仲違いをし、親欧米の方向ですから。


でもスターリンの若きし頃はイケメンです。今でも通じるイケメンぶり。
濃い顔好きの奥様もびっくりしていました。


良ければT−シャツのお土産いかがですか?って着用できないよね(少なくともウクライナでは)。


クレムリンでの最初の執務室


スターリンのデスマスク


スターリン専用列車。これで国際会議に向かっていた!


上のT-シャツといい、置物やワインボトルといい、これ訪問先のお宅に置かれてたらちょっとゾッとしますよね。でも、チェ・ゲバラはファッションになっているのは不思議だなぁ〜。



ということで、長くなったので、「世界遺産」については次回!



◇ジョージア(グルジア)旅行記
ジョージア旅行記:トビリシへ
ジョージア旅行記:洞窟都市(ウプリスツィ)とスターリン博物館(ゴリ)
ジョージア旅行記:世界遺産「ムツヘタの歴史的建造物群」
ジョージア旅行記:至聖三者大聖堂で驚きの遭遇
おまけ:Yan Airってどこですねん!?
◇ジョージア4コマ
高所恐怖症 / 夢でも食べてる / おじさんの視線




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