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2024年11月22日
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スウェーデン訪問記①~世界一臭いアレを食べる~
2017年08月31日
えー、また随分ブログを放置してしまいました。
夫に至っては、さも自分は執筆者ではないかの様な放置っぷりでございます。
しかし、これは書かなくては!というトピックが鎮座しておりましたので、筆をとった次第です。
そう、スウェーデンにいるA家(たらいまわし駐在員A家については、過去ブログ記事で散々取り上げましたので、別途当記事の終わりのリンク群をご参照ください)に会いに、そしてスウェーデンといえば!のアレを食べに、週末弾丸旅をいたしましたので、報告したく。
皆様は世界の臭い食べ物をご存知ですか?
こちらのサイトにランキングがありますので、ご存知ない方はご参照ください。
https://matome.naver.jp/odai/2141234102101598901
そう、スウェーデンといえば、その臭い食べ物NO.1の「シュールストレミング」の国です。
私は昔から「一度でいいから食べてみたい…」と思っていたのですが、ようやくチャンスがめぐってきました。A家がスウェーデンに引っ越したのです。チャンスは今しかない!!!
私「シュールストレミングを食べてみたいんだけど…」
A家「え…」
といいつつ、さすがA家。快諾してくれましたので、以下レポートです。
まずは、予習。A家夫(以下D氏)より、この動画をみるべしと連絡あり。
https://www.youtube.com/watch?v=AGRyr8yIo9w&app=desktop
※英語です。
シュールストレミングの試食動画は数あれど、シュールストレミングに愛をもち、世界での罰ゲーム扱いを憂いて、正しい食べ方を啓蒙しようという動画は少ないのではないでしょうか?
"It is not delicious but..."って言いながらも、シュールストレミングをかばうおじさん。
私たちはこちらのおじさんの涙ぐましい努力に感服し、おじさん推奨の食べ方に従おうと決めました。
仕事終わりの金曜夜発便で出かけます。夜中着なので、A家がスーパーで例のブツを買ってきてくれます。お試しサイズ(300g)を購入してくれたのですが、お店で一緒になった店員と客に"You are so brave..."と言われたそうです。
スウェーデン人にとってもイロモノ扱いなの…?
ちなみに一缶だいたい1,100円くらいで、決してお安いものではありません。
さて、夜無事合流して、翌日早朝起床、ブツを広げても問題にならない、広大な敷地のある場所(公園)へ向かいます。時間?朝7時前です笑。朝型なメンバーでよかった!一式シュールストレミングセットを持つと、すごい量の荷物です。
さて。
シュールストレミングの缶を開けるにも、正しい手順があります。
まず、手袋&マスク必須です。(開けた瞬間からヤバイから。マジでヤバイから。手についた臭いは消えないから…。)
みんなの様子はさながらオペ前の医者です。(朝の散歩で通り過ぎるスウェーデン人たちが、謎の東洋人の儀式を怪訝な目でみてきます。)
神々しいD氏「それではオペを始めます」
シュールストレミングはバイオテロ。缶の中で発酵が進んでいるので、缶はどんどん膨らんでいきます。開けるとき、中のかぐわしい汁が飛び散るバイオテロ兵器と化すので、水につけて缶きりで開けていきます。(生贄のオープン役D氏を遠くから見守る私とA家妻(以下Mちゃん))
臭気を含んだ爆発汁を水に出しきったところで、缶を取り出して地面でギコギコ続きを開けていきます。
あれ?あんまり臭くない?
3人ともそう思った瞬間でした。
びゅっと風が吹く。
「「「おうふっっっ!!`;:゙`;:゙;`(;゚;ж;゚; )」」」
風が強烈な臭気を運び、鼻をダイレクトに殴りにかかり、何かがこみあげます。
これは…なんと…暴力的な香り…。
体が生理反応を起こすほどの臭気なのです。目からは勝手にぶわっと涙が出、腕にも瞬間鳥肌が一気に立ちます。
Mちゃんなんか高速で10mくらい離れていきます。
しかし、そんなことでへこたれる我々ではない。
黙々と(生贄のD氏が)缶きりというミッションを進めます。
ついに完了。
あれれ?なんか蓋をあけてもいないのに、周囲にハエがたかりはじめましたよ…?
パカッとあけると・・・そこには・・・
白い溺死体のような、ぷりっとしたフィレたちが…。
全開にした頃には、大量のハエがたかるだけでなく、上空にカラスとカモメが旋回し始めました…。
大人気。
冒頭のシュールストレミングおじさんの食べ方レポートだと、このフィレの内臓を取り出して(内臓ごと発酵させてるのね…)、クレープみたいなフラットブレッドに乗せ、きざんだオニオンとマッシュポテト、クリームチーズ、ディルを一緒に巻いて食べると良い、とのことだったので、それに従い、なるべく美味しくシュールストレミングを頂く努力をします。
(下準備をしてくれたMちゃん、ほんとありがとう!!!)
フィレを牛乳やウォッカにかるくくぐらせると、臭みが消えるとのことなので、我々も牛乳にくぐらせます。
フィレのお腹を裂くと、ぷりっと内臓が出てきます。動画はほんとにグロ動画の域なので、載せないでおきます。
巻いてみると、なんか意外とイケそうな感じしません?美味しそう、くらいに思えません?
おしゃれラップ、みたいな感じでカフェとかに置いてそうじゃないですか?
(期間限定シュールストレミングラップ、¥800!どうでしょう?)
エチケット袋も用意して、いざ!実食!!
・・・・・・・
リアクションは3者3様でした。
Mちゃん:一口目でエチケット袋へ。「おえええ~」と言いながら走り去る
私:ちびちび食べて、何度かえづいて、1/3でギブアップ
D氏:完食。曰く「美味しくはないけど、食えるよ」
※この様子を録画した動画を後からみたら、めっちゃ面白かった。
個人的に味を表現するとしたら…
アンチョビを更に塩気強くし、(発酵で)クリーミーにした感じ。
ただし、嗅覚を殺しても、口腔全体に広がる強烈な臭みが、どこまでも追ってくる…。
って感じでしょうか。
食べれる人がいる、というのもわかる。絶対無理って人がいるのもわかる。
塩辛系かなー?
私はウクライナ生活で、何にでも入っているディルが苦手で、うんざりしているのですが、今回ばかりは自主的にディルの葉をかじりました。それくらい…(以下略
えーと、一度で十分です。もう二度と食べません。
でも人生で1回くらいする経験としては、おすすめします。
終わりに
A家「口直しにこれ食べなよ」
というA家の策略がありましたが、私はこの北欧で流通する「サルミアッキ」というタイヤの味がするというヤバイ飴の存在を知っておりましたので、ひっかからずにすみました。
A家「ちっ、だまされなかったか…」
でも怖いものみたさでサルミアッキも食べてみるドMな私。
んー、色は確かにタイヤ。
味は、なんというかなー、確かに食感はタイヤっぽい(タイヤ食べたことないけど笑)。なんか醤油?とかああいう系のコクのある味がする。
でもシュールストレミングよりは美味しい!!!!笑
全然食べれる!
以上、シュールストレミング試食レポート終わり!
死ぬまでにやりたいことをまた一つ叶えました。協力してくれたA家、本当にありがとう!!!
(尚、完食したD氏は午前中ずっと臭みの後味と戦って、始終水を飲んでいました。)
次の記事はストックホルムとシグティーナという街についてです。
スウェーデン訪問記②~ストックホルムとシグトゥーナの街~
おまけ
食後A家との4コマ「そういう趣味はないという話」
おまけ2(その他CISマスターA家関連記事)
◇カザフスタン旅行記
カザフスタン・アルマティ旅行記①
カザフスタン・アルマティ旅行記②~アルマティ市内へ~
カザフスタン・アルマティ旅行記③~食い倒れ~
カザフスタン・アルマティ旅行記④~絶景編!最終編!~
◇カザフスタン4コマ
到着早々彼にさよならを
旅は道連れ世は情け
みんなの気持ちが一つになったとき
離れると恋しくなる?
まさかの心霊スポット
◇ウクライナ生活関連4コマ
おしゃれよりも
トンデモデザインなトレーナー
旧ソ連圏を歩く時に気をつけるべき事
中学生的単語の覚え方
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夫に至っては、さも自分は執筆者ではないかの様な放置っぷりでございます。
しかし、これは書かなくては!というトピックが鎮座しておりましたので、筆をとった次第です。
そう、スウェーデンにいるA家(たらいまわし駐在員A家については、過去ブログ記事で散々取り上げましたので、別途当記事の終わりのリンク群をご参照ください)に会いに、そしてスウェーデンといえば!のアレを食べに、週末弾丸旅をいたしましたので、報告したく。
皆様は世界の臭い食べ物をご存知ですか?
こちらのサイトにランキングがありますので、ご存知ない方はご参照ください。
https://matome.naver.jp/odai/2141234102101598901
そう、スウェーデンといえば、その臭い食べ物NO.1の「シュールストレミング」の国です。
私は昔から「一度でいいから食べてみたい…」と思っていたのですが、ようやくチャンスがめぐってきました。A家がスウェーデンに引っ越したのです。チャンスは今しかない!!!
私「シュールストレミングを食べてみたいんだけど…」
A家「え…」
といいつつ、さすがA家。快諾してくれましたので、以下レポートです。
まずは、予習。A家夫(以下D氏)より、この動画をみるべしと連絡あり。
https://www.youtube.com/watch?v=AGRyr8yIo9w&app=desktop
※英語です。
シュールストレミングの試食動画は数あれど、シュールストレミングに愛をもち、世界での罰ゲーム扱いを憂いて、正しい食べ方を啓蒙しようという動画は少ないのではないでしょうか?
"It is not delicious but..."って言いながらも、シュールストレミングをかばうおじさん。
私たちはこちらのおじさんの涙ぐましい努力に感服し、おじさん推奨の食べ方に従おうと決めました。
仕事終わりの金曜夜発便で出かけます。夜中着なので、A家がスーパーで例のブツを買ってきてくれます。お試しサイズ(300g)を購入してくれたのですが、お店で一緒になった店員と客に"You are so brave..."と言われたそうです。
スウェーデン人にとってもイロモノ扱いなの…?
ちなみに一缶だいたい1,100円くらいで、決してお安いものではありません。
さて、夜無事合流して、翌日早朝起床、ブツを広げても問題にならない、広大な敷地のある場所(公園)へ向かいます。時間?朝7時前です笑。朝型なメンバーでよかった!一式シュールストレミングセットを持つと、すごい量の荷物です。
さて。
シュールストレミングの缶を開けるにも、正しい手順があります。
まず、手袋&マスク必須です。(開けた瞬間からヤバイから。マジでヤバイから。手についた臭いは消えないから…。)
みんなの様子はさながらオペ前の医者です。(朝の散歩で通り過ぎるスウェーデン人たちが、謎の東洋人の儀式を怪訝な目でみてきます。)
神々しいD氏「それではオペを始めます」
シュールストレミングはバイオテロ。缶の中で発酵が進んでいるので、缶はどんどん膨らんでいきます。開けるとき、中のかぐわしい汁が飛び散るバイオテロ兵器と化すので、水につけて缶きりで開けていきます。(生贄のオープン役D氏を遠くから見守る私とA家妻(以下Mちゃん))
臭気を含んだ爆発汁を水に出しきったところで、缶を取り出して地面でギコギコ続きを開けていきます。
あれ?あんまり臭くない?
3人ともそう思った瞬間でした。
びゅっと風が吹く。
「「「おうふっっっ!!`;:゙`;:゙;`(;゚;ж;゚; )」」」
風が強烈な臭気を運び、鼻をダイレクトに殴りにかかり、何かがこみあげます。
これは…なんと…暴力的な香り…。
体が生理反応を起こすほどの臭気なのです。目からは勝手にぶわっと涙が出、腕にも瞬間鳥肌が一気に立ちます。
Mちゃんなんか高速で10mくらい離れていきます。
しかし、そんなことでへこたれる我々ではない。
黙々と(生贄のD氏が)缶きりというミッションを進めます。
ついに完了。
あれれ?なんか蓋をあけてもいないのに、周囲にハエがたかりはじめましたよ…?
パカッとあけると・・・そこには・・・
白い溺死体のような、ぷりっとしたフィレたちが…。
全開にした頃には、大量のハエがたかるだけでなく、上空にカラスとカモメが旋回し始めました…。
大人気。
冒頭のシュールストレミングおじさんの食べ方レポートだと、このフィレの内臓を取り出して(内臓ごと発酵させてるのね…)、クレープみたいなフラットブレッドに乗せ、きざんだオニオンとマッシュポテト、クリームチーズ、ディルを一緒に巻いて食べると良い、とのことだったので、それに従い、なるべく美味しくシュールストレミングを頂く努力をします。
(下準備をしてくれたMちゃん、ほんとありがとう!!!)
フィレを牛乳やウォッカにかるくくぐらせると、臭みが消えるとのことなので、我々も牛乳にくぐらせます。
フィレのお腹を裂くと、ぷりっと内臓が出てきます。動画はほんとにグロ動画の域なので、載せないでおきます。
巻いてみると、なんか意外とイケそうな感じしません?美味しそう、くらいに思えません?
おしゃれラップ、みたいな感じでカフェとかに置いてそうじゃないですか?
(期間限定シュールストレミングラップ、¥800!どうでしょう?)
エチケット袋も用意して、いざ!実食!!
・・・・・・・
リアクションは3者3様でした。
Mちゃん:一口目でエチケット袋へ。「おえええ~」と言いながら走り去る
私:ちびちび食べて、何度かえづいて、1/3でギブアップ
D氏:完食。曰く「美味しくはないけど、食えるよ」
※この様子を録画した動画を後からみたら、めっちゃ面白かった。
個人的に味を表現するとしたら…
アンチョビを更に塩気強くし、(発酵で)クリーミーにした感じ。
ただし、嗅覚を殺しても、口腔全体に広がる強烈な臭みが、どこまでも追ってくる…。
って感じでしょうか。
食べれる人がいる、というのもわかる。絶対無理って人がいるのもわかる。
塩辛系かなー?
私はウクライナ生活で、何にでも入っているディルが苦手で、うんざりしているのですが、今回ばかりは自主的にディルの葉をかじりました。それくらい…(以下略
えーと、一度で十分です。もう二度と食べません。
でも人生で1回くらいする経験としては、おすすめします。
終わりに
A家「口直しにこれ食べなよ」
というA家の策略がありましたが、私はこの北欧で流通する「サルミアッキ」というタイヤの味がするというヤバイ飴の存在を知っておりましたので、ひっかからずにすみました。
A家「ちっ、だまされなかったか…」
でも怖いものみたさでサルミアッキも食べてみるドMな私。
んー、色は確かにタイヤ。
味は、なんというかなー、確かに食感はタイヤっぽい(タイヤ食べたことないけど笑)。なんか醤油?とかああいう系のコクのある味がする。
でもシュールストレミングよりは美味しい!!!!笑
全然食べれる!
以上、シュールストレミング試食レポート終わり!
死ぬまでにやりたいことをまた一つ叶えました。協力してくれたA家、本当にありがとう!!!
(尚、完食したD氏は午前中ずっと臭みの後味と戦って、始終水を飲んでいました。)
次の記事はストックホルムとシグティーナという街についてです。
スウェーデン訪問記②~ストックホルムとシグトゥーナの街~
おまけ
食後A家との4コマ「そういう趣味はないという話」
おまけ2(その他CISマスターA家関連記事)
◇カザフスタン旅行記
カザフスタン・アルマティ旅行記①
カザフスタン・アルマティ旅行記②~アルマティ市内へ~
カザフスタン・アルマティ旅行記③~食い倒れ~
カザフスタン・アルマティ旅行記④~絶景編!最終編!~
◇カザフスタン4コマ
到着早々彼にさよならを
旅は道連れ世は情け
みんなの気持ちが一つになったとき
離れると恋しくなる?
まさかの心霊スポット
◇ウクライナ生活関連4コマ
おしゃれよりも
トンデモデザインなトレーナー
旧ソ連圏を歩く時に気をつけるべき事
中学生的単語の覚え方
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